臆面もなく環境保護をいう人たちの胡散臭さ/「リンクしたい!」人々
Posted at 07/04/26 PermaLink» Tweet
昨日。昨日は朝からいろいろ。会計事務所で話を聞いて、そのあと松本へ。朝は雨が降っていたが、昼ころには止んだ。操法を受ける。腰椎四番の可動性の問題。これはちょっと根本的に大事な問題が隠されているような気がする。
サンマルクで昼食。帰宅途中で猛烈に腹が痛くなり、ヤマダ電機に駆け込んでトイレに。何とかおさまった。午後から夜にかけて仕事。やや暇。仕事帰りにスーパージャンプを買う。『歴史が動いた』は天璋院篤姫。確かに面白い存在だけど、書状とかの研究が進むと確かにもっと面白いことが出てくるかもしれないと思った。
スーパージャンプは『王様の仕立て屋』が新展開、また『オサムシ教授の事件簿』が面白かった。というか凄絶なストーリーで、ちょっと驚いた。主人公がこういう出生の秘密を負っていることがずいぶんあとになってから明かされるということ自体も意外。
どういうわけか、小学校にいて、複数の銃を持った男たちが侵入するという夢を見た。(私は大人)いろいろな状況に対処していくのだが、事件が解決しないまま、というより犯人たちがまだ現れる前に夢から覚める。何でこんな夢を見たのか。楳図かずおの『漂流教室』とヴァージニア工科大の事件が一緒くたになったような夢だった。
朝食後、仕事場に来る途中でビックコミックを買う。『太陽の黙示録』『ファイブ』『黄金のラフ』などを読む。『築地魚河岸三代目』の中で海の環境保護のためのMSCマークについて取り上げているのだが、そのなかで「今、日本の消費者の多くは、臆面もなく環境問題を口にする人間には多かれ少なかれ胡散臭さを感じたりするものです。」という言葉が出てきて、「スルドイ!」と思った。実際、私なども環境保護団体一般にそういう感覚を持ってしまっている。実際、彼らの行動や思想自体が胡散臭いところは多いのだけど。(だいたい「環境」を「保護」するという言い方、考え方自体に傲慢さを感じるよね。)共生、って言う方がまだましだけど、これもまた違った方向からの胡散臭さが生じている。自然の中で、自然に許される範囲で、つつましく人間が暮らしていく、という考え方ならわからないことはないのだけど、なかなかそういう方向には行かないし、実際そう簡単にいけるものでもないんだろう。でもやっぱりそういう方向は大事なんだと思う。
まずは、「自然」を知ることが大事なんだと思う。自然の中で生きているということを、昔の日本人はもっと当たり前のように感じていたと思うのだけど、やっぱり今の人たちにとってはあたりまえのことじゃないんだろうな。私自身にして考えてみると、あまりにもあたりまえのことなんだけど。しかし認識としてはそうであっても、現実に自然の循環のようなものを感じながら毎日の生活を送っているかというととてもそうはいえない。野口整体にずっと通っているのはもちろん人間の自然というものを感じていたい、考えていたい、ということが大きいのだが、人間を含めたもっと大きな自然というところまでは、なかなか及ばない。なんだかそういうことを考えると「環境主義者(エコロジスト)」たちの「胡散臭さ」に取り込まれてしまうのではないかという疑心暗鬼があるのだなと今考えていてわかった。それを指摘した『築地魚河岸三代目』は凄いと思った。
そういういわゆるエコロジスト、社会主義者や市民運動のなれのはてみたいなエコロジストとは違った視点で、自然を直感的に理解しつかむことは本当は大切なことなのだ。擬似マルクス思想的な側面を一切排したかたちで自然を理解し、人間の自然と大地や空気の自然の力を回復していくことを考えるとでも言うか、なんかそういう方法があればなと思う。そのためには古神道や古武術、和歌などの世界から行動や実践や表現に結び付けていく、そういう試みが必要なのではないかという気がする。この辺のところは話が大きすぎて自分の中でも全然まとまりゃしないのだが。
検索ランキングで上位に食い込む秘訣を読む。いわゆるSEO対策というものについて書いているのだけど、そのなかで「リンクしたくてリンクしたくて仕方ない人たち」(リンケラティと呼んでいる)にリンクされることをいかに増やすかが勝負だ、ということが書かれている。この記事自体、はてなブックマークでものすごい被リンクがあるのだが、要するにそういうことなのだろう。しかしなるほど、「リンクしたくて仕方のない人たち」という存在、って言うのは居るんだろうなと思う。そのメンタリティはちょっとよくわからないけど、でもまあある種のイノベータ精神の表れということなのだろう。いや、アーリーアダプタというべきか。まあでも炭鉱のカナリアみたいなもので(例がひどいか)「危険」ではないけど、「次に来るもの」にいち早く反応する人たちに受け入れられることというのは大事なことだ。なかなか難しいことだし、誰も注目しなくても書きたいものは書きたい、という側面もあるのだけどね。
リンクシェアのイベントに行ってそのレポートを書いて以来、ちょっと来てくださる方の傾向に若干の変化がある。願わくは、今まで来てくださっている方々もずっと来ていただき、新しく来て下さる方々も定着していただきたいのだが、どちらの方々にも面白く感じていただけるようなふくらみのある記事を書きたい、と思う。
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