エスカレーターの最初の一歩が踏み出せない/燃焼系アミノ式の失敗/「大人の男」が分け隔てなく盛り上がれるネタ
Posted at 07/04/13 PermaLink» Tweet
いろいろなところで桜が咲いている。このところ毎朝川沿いの桜を見に行くのだが、今朝は薄曇りで朝日があまりきれいにあたらず、もう一つな感じだった。最初に見た日が一番きれいだったのだが、ほんとうに毎日同じように見えて同じ日は一日もない。
昨日はいつもとパターンを変えて午前中に自宅で本など読み、午後早くに仕事をして、外を散歩して一息入れる。お城の桜は七分咲きといったところか。花見客は出ている。『風林火山』キャンペーンをずっとやっていて、お城にも臨時の土産物売り場が出来ている。客は中高年が多い。
ホテルの一階の喫茶店で一息入れる。久しぶりに新聞をじっくり読んだが、なんだか新聞はちゃんと読んだ方がいいなあと思った。イラクではテロで大変だが、クルド自治区ではほとんどテロもなく、経済発展が訪れつつあるらしい。3階建てのビルが出来て、初めてエスカレーターが設置され客が詰め掛けたものの最初の一歩が踏み出せず、長蛇の列ができているのだという。日本でも最初にエスカレーターができたときというのはそういう感じだったのだろうか。
まあそういう感じの雑多な情報ではあるが、ネットではあまり入ってきにくい種類の情報というものがやはりあるなあと思う。生活形態から新聞は取りにくいが、図書館や喫茶店に入った際には積極的に読むべきだなと思った。
午後から夜にかけて仕事。あまり忙しくなく。約束の人がなかなか来なかったので困ったが今日は京都にいるということがわかり、何だと思う。まあ仕方ないが。
読んだ本はおもに『シンプルマーケティング』。とても面白くどんどん読む。ずいぶんたくさんメモを取った。三ツ矢サイダーが原料水を6回濾過して水を磨いているという話は初めて知ってへえと思った。花王が一時フロッピディスクのトップメーカーだったことは知っていた(どの時代からPCを使っていたかがわかる)が、それが界面活性技術(つまり石鹸・洗剤)の応用だとは知らなかった。
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マーケティングの失敗例としてサントリーの「燃焼系アミノ式」が取り上げられていたのは意外の念に打たれた。「♪燃焼系、燃焼系、アミノしき~♪」のセーラー服で前宙をくりかえすあのCM、今までで一番印象に残っているものの一つだ。しかしCMはヒットしたものの、アミノ酸飲料は定着しなかったのだという。へえ~と思ってネットで調べてみると、ホームページはあった。しかし確かにメッセージはあまりはっきりしないな。運動する必要があるのかないのかがよくわからない。よく読めばわからないことはないのだけど。しかしこれだけのページがまだあるということはサントリーはまだ捲土重来を帰しているということなのだろうか。意外な逆転がありうるのか。
80年代の企業横断のイクシーズというブランドが取り上げられていたのは懐かしい感じがした。まだサイトもあるしここに乗っているデザインシャツなんか私は好きだなと思ったのだが、トップページを見たらこの3月で休止になっていた。なんだか残念だなあ。
こういうものって消費者の側から言うとほんとうたかたのように現れては消えていく感じがしているが、担当者はそれぞれさまざまな努力をしてシェアを勝ち取ったり敗れて撤退して行ったりしているんだなと改めて思う。まあでもそういう世界ってシビアではあるけれども面白いしやりがいもあるんだろうなあと思う。
***
昨日ネットで見ていて一番ウケたニュースがスカート型マウスパッドの発売。エロくてアホらしくて妙に熱く語ってしまいそうなネタ。ミクシィで見つけたのだが、このデニムのスカートを他の素材に変えたら…とか妙に話が弾んでいて大笑いした。全く非良識的だが、こういうのが多分「大人の男」が分け隔てなく盛り上がれるネタなんだろうと思う。逆にいえば、「大人の男」以外は引いてしまうネタだろうな。「大人の男」というのは微妙に「オヤジ」とイコールではない、つもりなんだが。
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