このブログのエントリのアクセス数ベスト10:自分の関心と世の中の接点を探る

Posted at 07/04/12

たまにはこういう企画も。Feel in my bonesの各エントリのパーマネントリンクへのアクセスのベスト10。(4月1日~11日)

1.アンジェラ・アキが結婚/『プロフェッショナル』南場智子氏
2.正義という「毒」/こうの史代『街角花だより』
3.ターバン野口
4.世の中を変えるつもりでやる/面白きこともなき世を面白く/権威の崩壊した無明の時代の中での希望
5.予は常に諸子の先頭に在り/「今度はイタリア抜きでやろうぜ」
6.上杉謙信萌え
7.細野晴臣的音楽世界/レコード音源をデジタル化してくれるミニコンポ
8.サクラが満開/ブログのデザイン/台湾をめぐる問題
9.「亡国論」:ライブドア堀江貴文とラスプーチン佐藤優のララ対談
10.レーシック(屈折矯正手術)/トーマス・マン『幻滅』

こういうことをやってみることの利点の一つは、自分と世の中の距離が見えるということ。私などのようなタイプは、自分の面白いと思うことばかりかいているが、それがマニアと違うのは、自分が面白いことは人も面白いと無意識のうちに考えてしまうところだ。で、当然、文章の出来具合も日によって違うのだけど、自分なりによく書けたなと思うエントリでもあまりアクセスがなかったり、逆にただぽんと面白いと思ったものをひとことで紹介しただけのエントリにアクセスが集中したりする。最たる例は3位の「ターバン野口」だが、これは本へamazonのリンクを張って「おいおい^^;;」とコメントしただけだ。私の中の「文章で読んでもらいたい」と思っている部分としては、それこそ「おいおい^^;;」と思ってしまう。

また、自分が関心のあることと世の中の関心のあることが重なるとアクセスが増える。当然なんだけど。1位のエントリは「アンジェラの結婚」と「DeNAの南場智子さん」という二大人気女性を取り上げているのでまあ検索エンジン経由でもリンク集・ランキング経由でもアクセスが多いのはあたりまえといえば当たり前なんだろう。2位の「正義という毒」なんていう文章がアクセスが多いと嬉しいが、これは題名が少し刺激的になったからだろう。中身で勝負、と思って地味な題をつけたエントリは文章として自信があってもやはりちょっと沈んでいる。

また4月中のアクセス数なのだけど3月中に書いたものが4つも入っている。高杉晋作の「面白きこともなき世を面白く」を題にしたエントリにアクセスが多かったのは面白い。高杉ブームが来るといいな。司馬遼太郎の『世に棲む日々』はお勧めだよ。

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また「今度はイタリア抜きでやろうぜ」がこんなに反応があると思わなかった。若い人は知らないネタなのかもしれないな。ドイツ人好みのブラックなネタだと思うけど。

新しいエントリでアクセスが多いのは9位。私は佐藤優の方に関心があるのだが、きっと世間的には堀江貴文の方に関心があるのだろうと思う。日数的に浅いので月末までにはアクセス数がかなり伸びるかもしれないと思う。

自分の姿勢としては、文章を読んでもらいたいという側面と、情報を発信したいという側面の両方があり、後者の側面からすると「ターバン野口」が注目されたというのは悪いことではない。しかし「これはおもしろいよ!」というだけでそれ以上展開しているわけでもないし、もっともっと面白がろうというわけでもないので、その辺が中途半端だ。そういう意味では10位のレーシックに関する情報や8位のブログデザイン、7位のレコード音源のデジタル化に関する情報に注目されていることに私が注目すべきかもしれないと思う。このあたりのことはもう少し展開しようと思えば出来そうだし。

まあとにかく、こういうふうに振り返ってみると考えられることはたくさんある。自分の書いたことについてまた書くというのはナルシスティックな感じになってしまうような気がしてちょっと気が引けていたのだが、やはり世の中と自分の接点を自覚する上では大事な作業なんだなと思う。

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