段取りの力/unexpected(予想外)/デザインが本質だ

Posted at 07/03/24

昨日。朝から職場に出かけて仕事を片付け、昼食の買い物をして帰る。お昼を食べて少しテレビを見て、午後からまた仕事。思ったより忙しかった。ネットの作業の方はあまり進まず、というかいろいろ調べているうちにもっと今やっている仕事に本腰を入れて向き合わないといけないということがわかり、いろいろ調べることが中心になった。人の取り組み方を知るとかなり刺激されるところがある。

マックについて、とくに関心はなかったのだが、あるサイトを読んでいて刺激を受け、(特に「デザインが本質だ」という言葉に感銘)マックが欲しいなあと思うようになりだした。よくよく見てみると、やはりアップルやiTuneの広告はかっこいいなあと思う。(→)少なくとも、私がかっこいいと感じるセンスと一致している割合がかなり高いということを感じた。そんなこんなで関心が高まっている。

私は仕事の段取りをつけたりするのはわりと好きなほうだが、段取りの上手い人が出来る人、だった時代があった。今でも一定はそうだとは思うが、段取りだけではもちろんだめで、特に経営者はアイディアの発想力とかそれを実行する力、段取りなんかむちゃくちゃでもそれをやり遂げる力のようなものが求められている部分もある。特に今のような時代では。と言うことは、段取りの力が求められていたのは高度成長期、特にシステムがある程度出来上がっていてだいたい段取りどおりに仕事が動きやすくなった時代、高度成長後期と言うか完成期に最も求められた力なのではないかと思った。談合なども、ある種の業界全体の段取りのようなものだったのだろうな。業界全体、社会全体が一つのシステムとして動いていた時代には、そんなに気になるものではなかったのかもしれない。今のように発想重視、生き残りと競争を勝ち抜くということが求められる時代では、段取りが通用しない部分が多い。なんてことを少し考えたり。

夜は仕事を終えて帰宅したあと、食事をしながら「英語でしゃべらナイト」の拡大版をみた。釈由美子と松本アナが番組を降板するということで、その回顧特集のようなものだったが、とても面白かった。英語の不得意なアナウンサーをニューヨークで漫才の舞台に立たせるとか、英語の不得意な女優にハリウッドの有名女優のインタビューをさせるとか言うのはほとんど『電波少年』に近いなと思ったが、何とかなるもので人間の力と言うのはすごいなと思う。こんなにハードな番組だったんだなあ。釈由美子がこの番組がホームグラウンドだった、というようなことを言っていたけど、これだけのことが毎週あるならほんとうにそうだったのだろうと思う。

日本にいる外国人たちが日本を表していう言葉も面白かった。東京と言う街を一言で言うと何か、といわれて「unexpected(予想外)」と答えていたのには少し唸った。なんと言うか、東京と言う街の魅力を端的に言い表していると思う。秋葉原のことをtechnology and imaginationと表現していたのも、そのとおりだと思った。unexpected.なんだかいい言葉だな。

ラストにアンジェラ・アキがビデオで出演して『サクラ色』をピアノ弾き語りで演奏した。もちろん、というか実は、というか、新聞でそれを見ていたからこの番組を見たのだけど、ラストに演奏すると知っていたら最初からはみなかっただろう。だけど最初から見てよかったなあと思う。アンジェラと釈がそんなに仲がいいとは知らなかった。演奏はもちろん堪能できた。釈の頬に伝う涙がほんとうに線を描いていて泣ける。

なんとなく盛り上がってしまったため、入浴後『爆笑オンエアバトル』のファイナルを見る。タカアンドトシが三連覇なるか、ということだったらしいが籤運もあり、初っ端になってしまったのはいたかったんじゃないかな。最後に出てきた関西系のNON STYLEというコンビがみごと優勝。タカトシがめちゃくちゃ悔しそうだったのが印象的だった。って言うか、他の出演者もほんとうに悔しそうで、なんだか漫才というものに賭ける気持ちのようなものがひしひしと伝わってきて、なんだかいいものを見たなあという感じだった。若手芸人の芸というものはもちろんまだまだなのだけど、ああいうオーディション形式ということもあるのだろう、真摯さというものが見ているものを動かすところがある。NON STYLEがよかったのは、本人たちも言っていたが「いきり(かっこつけ)」の部分が結構共感を呼んだのだと思う。かっこつけたい気持ちとそれを笑い飛ばしたい気持ち。それが上手く出来ていた気がする。出演順がラストだったという幸運にも恵まれた気もするけれど。そのあたり、「デザインが本質だ」という言葉とちょっと重なり、カッコつけとかテレとか、そういうスタイリッシュな部分を意識することが結構ポイントなのではないかという気がした。

今朝はやや霞んだような春の天気。これから上京。東京は、もうサクラが咲いているのかな。

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by Luke Peterson

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