新宿でロールキャベツ/アンジェラ・アキ『MyKeys2006in武道館』

Posted at 07/03/25

昨日帰京。お昼ごろ新宿に着く。久しぶりなので街を少し歩く。三越の上のジュンク堂に初めて行ってみた。広くて落ち着いている感じ。コンピューター関係の本も多い。ただ紀伊国屋と違ってわっさわっさしている「新宿っぽさ」はない。でも銀座の「大人っぽさ(ある意味で野暮ったい感じもなくはない)」とか神田の「本(ほん)命」という感じもなく、ちょっと洗練された、大学生協とか大学図書館の延長線上にある本屋という感じがした。ある意味ちょっと欧米の本屋っぽいかな。こういう雰囲気は好きな人も多いだろうと思う。三越っぽい、というのともちょっと違う。

紀伊国屋の地下で久しぶりにロールキャベツを食べる。ここのロールキャベツを食べるのは20年ぶりくらいなんじゃないか。まだやっているということが嬉しい。満足。新宿三丁目からスイカを使って地元に帰ったが、考えてみれば土休券を使うべきだった。しばらく東京にいないとそういう使い分けのセンスとかが鈍ってしまっていけない。

夜は作業の合間に相撲を見て、サッカーを見て。巻のシュートも高原のシュートも良かった。中村のアシストもやはり違うなという感じ。国内組も、海外組のレベルを改めて確認したことだろうと思う。お互いに切磋琢磨して向上して行って欲しいもの。

タワーレコードに注文していたアンジェラ・アキの武道館ライブ、再配達してもらって7時過ぎにようやく入手。サッカーを見終わってから見始める。アンジェラも最初は緊張がうかがえたが、後半になってだいぶほぐれてきて、最後には本当に自然な笑顔が出ていた。



アンジェラ アキ
MY KEYS 2006 in 武道館(DVD)


一つ経験することで大きくなる、という意味で、この人は本当に王道を行っているなと思う。レコードデビューとか武道館ライブとか、普通の意味でのミュージシャンの王道を、本気で追いかける姿勢がいいんだろうと思う。多分、若い頃はそういうものの価値を疑ったり「夢」から逃げようとしたりしたことも多かったんじゃないかという気がする。

最愛の人と別れることで自分を本当に知った、といっていたが、それはやはり強い人の台詞なんだろうなと思う。今、自分のそういうころのことを考えてみれば、そういうふうに考えればよかったという気がするな。でも、何が自分かということは考えなかったけれど、「とにかく新しいことにチャレンジしなければだめだ」、と思い、多分それは思い続けて、回り道をしてもいつもそこに帰ってくる、そういう場所だ、という気がする。そういう意味では、そういう言葉には出来なかったけれども、自分を知ったということなのかもしれない。

それにしても、やはりアンジェラ・アキという人の送ろうとしているメッセージは、実は独特なんじゃないかという気がする。「つながりたい」というメッセージはシンプルな気がするけれども、そのシンプルであるありようが実はすごく背景を背負っていて、その独特さによって支えられている。そういうものが彼女の魅力であり強さなんだろうと思う。

カバーで弾いたのがジャニス・イアンの『ウィル・ユー・ダンス』、クイーンの『伝説のチャンピオン~We will rock you』。このあたりは私の高校時代の定番だ。そしてアンコールでブルーハーツの『トレイン・トレイン』。この曲、そんなに一生懸命聞いたことなかったけど、いい曲だな!びっくり。尾崎豊の世代とはどうも感覚が違うと思ってしまうが、そのあとのブルーハーツの世代になると感覚はかなり近い気がする。考えてみれば甲本ヒロトは同じ学年なのだ。音楽の流行もあざなえる縄の如し、という感じだ。満足というか堪能。見終わって就寝は1時半頃。


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