レンタルサーバー/暗黒物質/SUPER JUMP
Posted at 06/11/22 PermaLink» Tweet
昨日帰郷。一昨日は寝がけの布団に入ろうとしていたまさにその時にネットで知り合った方から電話がかかってきて、さまざまなことについて話していたら午前4時過ぎになってしまった。そのあとまた少しネットで作業して、寝たのは4時半を回っていただろう。一応9時に目覚ましをかけて寝るが、8時半頃目が覚めて、洗濯をしたり洗物をしたりしながら英語の勉強と日課の日記。一昨日に新しいサイトをオープンしたものの、慌しくて昨日の日記はいろいろなことは書ききれなかったが、アクセスログをみるとずいぶんたくさんの人が新しいサイトを訪れていただいていることが分り、感謝申し上げたい。まだまだ未整備だし、公にしてみるとそのことによって改良すべき点が見えてきたりもする。状況的に一気に完成に持っていける時間がないのだが、頑張ってよいサイトにしていきたいと思う。今後ともよろしくお願いします。
『読みたい本を見つけよう!本探し.net』
『本探しブログ:本を読もう!』
今までODN、@Niftyなどプロバイダの提供するスペースやGeocitiesなどのフリースペース、無料レンタルのブログや掲示板等は使ってきたけれども、今回はじめて有料のレンタルサーバー、「さくらインターネット」のライトコースを使ってみた。ウェブにはなるべくお金をかけない、というのが半ば信条ではあったのだが、格安とは言えレンタルサーバーを使ってみるといろいろと便利なことも多いんだなと実感する。Movable Typeなどフリーのブログソフトを使うためにはCGIやSSIなどが自由につかえなければならないが、プロバイダ提供のスペースやフリースペースなどはいろいろと規制がやかましく、まあ使えないなら仕方ないかという感じであきらめていた。しかしムーバブルタイプを導入していろいろ設定をしているうちに実に簡単にCGIが使えることが分り、@Niftyの細かく厳しい規制に慣れさせられてしまっていた私としてはかなり驚いた。こんなことならもっと早くレンタルサーバーに変えていればよかったと思う。
私は基本的に自分が詳しくないことに関しては保守的なので、そういう大手のやり方に従順になってしまっていたのだろうなあと思う。今回もかなり心理的な障壁があったのだが、やってみたら実にスムースに行ったので、慎重ならいいってもんでもないなあと改めて思ったのだった。
***
家を出たとき時間がかなり押していたので急いで東京駅へ。丸の内北口の指定券発売機の前が行列になっているのであれと思ったら、二台のうち一台が故障していた。だいぶ待たされたが何とかなり、構内のいつもの弁当屋で前沢牛の弁当を買う。くしゃみが出たのだが気がついたらティッシュを持っておらず、新宿まで行ってから特急ホームで売店を探すが見つからない。7号車に荷物を置いて売店までダッシュしたらホームの反対端だった。いろいろな事情から、特急ホームの反対端は四捨五入すれば代々木という場所である。売店の位置も何とかならないものか。弁当売り場とか蕎麦屋とかはそこまでにあるけれども。
特急は空いていて助かった。寝不足だから爆睡するかと思ったがそうでもなく、『はじめての天文学入門』を読み続ける。面白いと思ったことをメモ。
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すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡などの超高性能の望遠鏡は世界中の研究者に共同利用されていて、どういう観測をするかということ自体を世界的に募集しているという話。観測提案というのはいいなあと思う。世界共通の資源というか資産として、そういうものが使われているというのは政治や経済や軍事や諜報などの話ばっかり読むことの多い身としてはほんとうに心温まるものだなあと思う。
「暗黒物質」について。ずいぶん昔(30年以上前)に読んだ本では、暗黒物質とは暗黒星雲を形成する物質のことをさしていた気がするが、少なくとも現在ではそういうことではなく、「光との関係は弱いが質量を持つ物質」が「宇宙の晴れ上がり」(ビッグバン後、電離ガスが冷却されて一斉に分子・原子になり、光を失った時点)の際に濃淡をもって宇宙空間に存在していて、この濃淡にひきつけられて通常の物質が集まり、星や銀河が形成された、その謎の物質のことを「暗黒物質」というのだ、ということを理解した。それはつまり理論上の存在なのだが、それがニュートリノではないかということになっているという話も理解してみると面白いなあと思う。よくそんなことを考えるものだが、そういうことになると、ニュートリノの存在が現在見るような宇宙の成立に非常に大きな影響をもっていたということになり、そんなに大事だったのかと驚かされる。またスーパーカミオカンデの観測で、地上からやってくるニュートリノと地球の反対側からやってくるニュートリノは種類が違っていて、つまり地球を通り抜ける間に種類が変化しているということが発見され、そのことからニュートリノに質量があるとわかったとか、なんだかへええと思うようなことばかりである。現在ではもっと研究が進んでいることなのだろう。
関係ないが、私の知っている時代は銀河といえばわれわれの銀河系だけを指し、アンドロメダとかは「大星雲」であって銀河とは言わなかった。これはおそらくは英語で大文字のGalaxyがわれわれの銀河を指し、小文字のgalaxyがわれわれ以外の銀河系的星系をさすことから、(それは私が知っているときもそうだった)日本語でもアンドロメダのM31などを「アンドロメダ銀河」などと称するようになったのだろう。確かに星雲といえばオリオン座の馬頭星雲などと混同されやすくていけないというのはわかるが、だからといって英語に媚びるような命名もどうも気に入らない。われわれの銀河系を「天の川銀河」などと称するのは馬鹿げた畳語で、銀河というのは天の川を熟語で言っているだけなのだから「頭が痛くて頭痛がする」の類である。もう少し工夫が欲しい気がする。
もうひとつへえ、と思ったのが、現在の携帯電話の普及によって電波天文学が非常にやりにくくなっているということ。いわれてみれば全くそのとおりだろうなあと思う。天文学に都市の光が非常に邪魔で、ハッブルが遠い銀河(まあ慣用に従おう)の赤方偏移を発見したのも第二次世界大戦中で灯火管制が敷かれていたことがプラスした、という話を聞いたことがある。現在では可視光線だけでなくあらゆる波長の観測を行っているわけだから、現在のような人工の強力な電波がそこかしこで発されているような状況は相当困るにちがいない。電波は目に見えないだけに、そういうことは言われてみないと分からないなあと思った。読了。面白かった。
読了後、ビートたけし『達人に訊け!』(新潮社、2006)を読むが、これもまたかなり面白い。理系の、というか自然科学的な話をする人からぽろっと出てくることはとても興味がひかれることが多いなと思った。少々長くなったのでこのあたりはまた明日にでも書こうと思う。あるいは『本探しブログ』の方に書くかもしれない。
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午後から夜にかけて仕事をし、食事をして就寝。寝たのは1時ごろだった。
朝起きたら7時。いろいろやってから近くのセブンイレブンにSUPER JUMPを買いに行く。何の気なしに読み始めたら、この号はどれもこれも読み応えがあって重い話になっているのが多く、参った。「バーテンダー」「王様の仕立て屋」の二編が特にそうだったが、「JIN」「ゼロ」「銀のアンカー」「きららの仕事」「オサムシ教授の事件簿」等どれも面白い。「暁!!男塾」や「リングにかけろ2」などのリバイバル物も最近読んでて面白くなって来た。「王様の仕立て屋」ではナポリの重鎮の伯爵のスーツの制作を次号から六回かけて描写するそうで、これはかなり迫力のあるものになりそうだ。「バーテンダー」では「イーデンホール」というバーの名の由来について。こんなフェアリーテールがあるとは知らなかった。勉強になるなあ。お色気系も何編かあり、それぞれ面白いのだが、まあノーコメントにしておこう。
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