「落葉松の黄葉が一番好きだ」

Posted at 06/11/18

昨日は午前中松本に出かける。電車の時間が合わずに、松本駅の構内でうろうろしていたりして、今まで気がつかなかったことに気がついたりして面白かった。松本電鉄はもうこの時期、電車の扉は閉められていて、載るときにはボタンを押して開閉するようになっている。JRでも自分で扉を開閉するようになった。だいたい11月15日くらいからということなのだろうか。最近めっきり冷え込んで、山がとても綺麗だ。実家の近辺の山は赤く色づく木はなく、黄色くなる落葉松ばかりなのだが、落葉松がだんだん黄色に染まり、茶色に変化し、ついには全く葉を落として冬の薄墨色になるまでの変化は、この風景を愛する人には堪えられないと思う。先年なくなった親戚の老人が、「落葉松の黄葉が一番好きだ」と言っていたが、その気持ちは少しわかる気がする。

用事のある松本電鉄の駅は片面ホームで駅員もいない。付近には小さな店が一軒あるだけで、閑散とした屋敷森と農地が広がっている。だが目的地の裏には大きな道路があってその横にセブンイレブンが一軒ある。こういう田舎ではコンビニというのは考えられないくらい便利なものだし、「何でも揃っている」という感じがする。こういうモノが全国に広がるのは無理もないことだなあと思う。

用事を済ませ、松本に出て、駅ビルで昼食。「松本丼」というのを食べてみる。要するにカツ丼なのだが、衣にとろろが混ぜてあるようだ。珈琲は無料で飲み放題というのでどんなものかと思ったが思ったよりまともだった。結構使えるかもしれない。

帰りはどうも眠くてずっと車内で寝ていた。『はじめての天文学』を少しずつ読む。ある意味幸せな研究をしている人たちではあるなあと思いながら読む。天文学の内容についてはもう高校生の頃の知識とは全然かけ離れているが、天文学者のものの考え方とか生活とかは、高校生の頃漠然と想像していたこととあまり違っていない気がした。

はじめての天文学

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午後から夜にかけて仕事。少々忙しかった。眠くて困った。

これから上京。

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