1982年のプレーオフ

Posted at 06/10/06

今日は雨が降っている。時折強く降っている。朝も少し寒かった。傘をさして山の中腹まで出かけ、町を見下ろすとかすんで、湖に近いところにもやが立っていた。部屋の中で雨の音を聞いているよりは、外を歩いていた方が雨は少なく感じる。川は音を立てて流れていたが、水害が起こったときのような流れではない。

昨日は仕事に出て、行きは歩いて行ったのだが帰りはかなり雨が降っていてどうしようか迷い、歩き始めたら同じ職場の人に拾ってもらって駅まで送ってもらえ、大変ありがたかった。帰ってきて午後から夜も仕事。それなりに忙しかった。仕事が終わる頃にはもう眠くなっていた。

報道ステーションを見ていたら、1982年の日本ハム―西武のプレーオフをやっていた。私は1981年、日本ハムが優勝した年はちょうど大学一年で東京に出てきたばかりだったので、大学野球もプロ野球もずいぶん見に通った。後楽園だけでなく、川崎球場や西武球場も行った。パリーグが行われていた関東の球場には全部行ったということだ。江夏が活躍してロッテとのプレーオフも制し、日本シリーズで巨人に敗れたという年だ。

その年のことはだからとてもよく覚えているのだが、1982年のことはもうほとんど覚えていなかった。前期が西武優勝、後期が日本ハム優勝だと言われてへえそうだったのかと思ったくらいだ。プレーオフで江夏が打ち込まれて負けた、という記憶ももちろんほとんどなかった。工藤幹夫投手のことは覚えている。あの頃の日本ハムは優れた投手が多く、その中の一人、というくらいしか覚えてはいないが。

大学二年の年は本格的に芝居に関わったり学部への進学で希望どおりに行かなかったり恋愛もいろいろと波瀾があったりしてアレだった。一年の年に比べると野球への関心も薄れていたし、球場へも足を運ばなかったかもしれない。今と違って「少し関心がある」くらいではパリーグの様子をフォローするのは結構大変だったと言うこともあっただろう。

今朝散歩をしながらいろいろそのころのことを思い出していたのだが、あの頃の自分のいろいろな意味での未熟さも思い出したし、新しいものに触れてそれに打ち込んだり、とても力不足だったなあと思ったりした。その中で自分らしさというものを模索することもはじまったが、今から考えるとそういうものを探す力も不足していたんだなあと思ったりした。

なんだかふと思ったが、力不足をカンと根性で補う、というようなスタイルで今までやってきたんだなあと思う。だから根性が萎えると何も出来なくなってしまう。下手に根性を発揮するより、もっと力をつけることに頑張る方が実際は生産的だよなあと思う。「過去の呪縛」という言葉が浮かぶが、どうもうまく整理しきれないが、そういうものも少々解けてきている感じもする。

少し寒くなってきてストーブをつけた。


ランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

『読書三昧』もよろしく。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday