ジダンとか露鵬とかシーツとか金正日とか小泉首相とか

Posted at 06/07/17

ネットで少し違うことにはまっていたので更新が遅くなった。こういう表現の仕方は今までしたことがないので面白くて新鮮だ。ある程度軌道に乗ったらリンクしようかと思っているのだが、今のところもう少し。

ワールドカップでジダンが怒りを暴発させたのは記憶に新しいが、大相撲でも露鵬が暴発し、カメラマンに暴行を加えた。なんと出場停止三日間という初めて聞く処分である。これは場所終了後、相当な問題になるだろう。

阪神のシーツも判定に抗議してバットとヘルメットを投げつけ、退場処分に。やあみんな、もっと落ち着いていこうよう。

しかし最大の切れ方といえば金正日だろう。ミサイル乱れ撃ちなど出来る人間はそうはいない。安保理決議も可決され、国際社会からも退場寸前。慌ててすべての大使を呼び寄せるなど、資金不足の北朝鮮にしては最大限の修復活動に入っている。しかし外交的な表現の仕方を変えない限り、いまのままで他の国に受け入れられることはないだろう。

ただ唯一、妙な言動を繰り返しているのが韓国の大統領である。アメリカに対し、「証拠もなく北を斬ろうとしている」と首をかしげるような発言をしたかと思うと、日本に対しては「米国は友邦だが日本とは対決していかなければならない」などとまるで敵国視するような発言をしているという。韓国国会統一外交通委員会の金元雄委員長も「北朝鮮は韓国を攻撃するといったことはない」などと1994年の「ソウルを火の海にする」発言を忘れ去ったかのようなことを言っている。そのほか何人か、首をかしげるようなことを言う政治家がいるが、新聞の論調を見ていると、これらの政治家は韓国の政界の大勢からは少し遊離し始めているように感じられる。

しかし、韓国の大統領は超法規的な措置も実行に移せる権威と権力を持っている。金大中大統領が北朝鮮に訪問したときも、実は法律違反だったと聞いた。現大統領もだいぶ迷走しているが、大勢はあまり取り合っていないように思われる。ある意味での政治の成熟といえるのかもしれない。

一方わが国の首相はプレスリー邸を訪問して物真似を披露したかと思うと緊迫した中東ではペトラ遺跡でラクダに乗ってはしゃいだかと思ったら、サンクトペテルブルクではブッシュとフォークダンスを踊る。何やってるのかと思ったら、ヨルダンでは晩餐会の後国王自らが運転してホテルまで送ってもらったのだそうだ。そういえばドイツのシュレーダー首相をサミットから政府専用機に便乗させてワールドカップを見に帰国したこともあった。こういうふうに見てみると、これはもう一種の才能で、もちろん軽薄には見えるけれども、世界的にはタカ派的なイメージをだいぶ薄めさせるのに成功しているに違いないと思う。良くも悪くも特異な総理大臣である。

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by Luke Peterson

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