秀吉の異形さ/現代の秀吉は出るか

Posted at 06/01/07 Trackback(1)»

いつもなら金曜の夜に上京するのだが、夜の移動はハードなので朝になってからゆっくりと移動することにした。それにしてもやはり寒い。手洗いの下の水が凍っていたが、流しの水はほんの少しだけぽたぽた出していたら凍結していない。豪いものだなあと思う。

昨日の午後から夜にかけてはいつもの仕事だが、一番きつい日なのでどうなるかと思ったが、何とか乗り切った。毎日脚湯をしているせいもあって腹の調子も何とかいい。このまま何事もないまま経過してほしいもの。

昨日は空いた時間は『美男の立身、ブ男の逆襲』を読みつづける。秀吉という人物が史実においても下層の出身であるだけではなくずいぶん異形な人間であったことに驚く。現代の感覚では信長の陰に隠れてしまう部分があるが、本当は秀吉の方がすごいのではないかという気がする。これは幕末の動乱でも同じで、高杉や木戸のような革命家が目立つけれども、中間階級から成り上がった伊藤博文の方が実はもっとすごいのではないかというのと似ている。その伝で行くと、信長にたとえられることがあり、またご本人も理想としているらしい小泉首相よりも、その後に出てくるかもしれない秀吉のような人物が日本の方向性を決定するかもしれない。それが一体誰かはよくわからないが。

秀吉型といえば田中角栄なのだが、彼には信長にあたる人物がおらず、独力でその地位を築き上げた感じがある。そのあたりがすごいともいえ、限界でもあるといえるのだろう。田中的政治というものは、やはり過去のものとなりつつあるのだと思う。

さてさて、寒い土曜日。

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