新しい手帳/勝ち負けの心理/「国を売ることは出来ない」という遺書/「新しい教科書」不採択運動
Posted at 05/12/27 PermaLink» Trackback(1)» Tweet
今年もあとわずか。昨日は一日かかったが年賀状を書き終えて投函し、友人とわりと深く突っ込んだ話も電話だが出来たので充実した一日だった。今朝はスケジュールの手帳を新しい年度のクォ・バディスに予定を移し変えて、いよいよ新年という感じだ。よく見るとこの手帳は12月5日に始まっているのでもっと早く替えようと思えば替えられたのだということに気がつく。しかしまあ、気分的に12月の最終週にやるってもんだよなあと思う。
手帳をどういうものを使うのかは毎年悩むところなのだが、2005-2006はクォバディスで二年連続。今年はなんだか手帳ブームでさまざまな手帳が売られているが、やはり帯に短したすきに長しという感じでちょうどいいなと思うものはなかなかない。クォバディスのビジネスは日曜日の書く欄が少ないのと朝夕がもう少しタイムテーブルが欲しいのが難だが、サイズと言いてに収まる感じと言い、ちょうどいい。今年のは明るいブルー出ちょっと落ち着かない感じもあったが来年のはネイビーで見た目も落ち着く。スケジュール表が活躍するように頑張りたいものである。
人間にとって心理というものは大きいなと、言うことは、もちろん分かってはいたつもりだったが、最近その「大きさ」の意味がよりはっきりと分かるようになって来たなと思う。素直に行動することが大切だ、ということは分かっていたつもりでもどうしてもいろいろな意味で素直になるのは難しいところがある。それは、一般に人間がプラスになることをしたいと思うよりもマイナスを避けたいと思う気持ちの方が強いからだ、ということが分かってきた。
マイナスに直面するとそれをうまく受け止められなくて、急に強気になってもっと傷口を広げてしまったりするのに、プラスが出てくると落ち着かなくなり、あまりプラスが大きくならないうちにやめてしまったりする。マイナスをきちんと認識してそれに対処するならいいのだが、マイナスを見ないようにするために無謀に行動したり哲学的な思考に突入したりもしてしまう。プラスの局面では落ち着かなくて居心地が悪く、マイナスの局面では不安で情緒不安定になる。結局は、局面を冷静に認識して、苦あれば楽あり楽あれば苦ありというか、もっと高いところから見られるようになったらそういうこともないのだなと思う。
株式相場の本を読んでいて思った。株で成功するのは5パーセントくらいの人で、残りの95パーセントの人は失敗するとよく言うけれども、それは漠然と技術のある人は5パーセントくらい、その技術を身につけられないほとんどの人は失敗すると言うことなのだろうと思っていた。しかし、株式相場はほかの相場と違い必ず利益を出せる、なんていう人もいる。で、いろいろ考えたのだけど、結局はつまり、人間の心理、投資家の心理、というものが相場を大きく動かすからなのだなということが分かった。つまり、損をしたくないという心理とか、得をすると落ち着かないと言う心理とかは誰にでもあるのだが、それに縛られてしまうのが95パーセントの人で、5パーセントは人間のそういう心理をよく理解していて、「その心理を利用する」ことが出来る人なんだな、ということである。こうなるとある意味「酸いも甘いも噛み分けた」、というか人間の心理の綾というものを良く呑み込んでいる人が強いと言うことになる。もちろん相場というものは心理だけで動くものではないから違う成功の仕方もあるのだろうけど、投資家心理がよくわかる人、というのは相場で成功するのだろうなと思った。奥が深いなと思う。
年末に国際社会の非情さを示すニュースが一つ。上海の日本領事館の館員が昨年自殺していて、それが中国側の情報担当者と思われるものから秘密漏洩を強要されたことが原因だったと言う話である。遺書に「国を売ることは出来ない」と書いてあったと言うが、痛ましい事件だけれども、こうした気概のある外交官(領事は外交官では本当はないのだけど)がいると言うことは心強いし、中国が日本を根本的に畏れているのもこうした日本人の気概にあるのだろうと思う。靖国参拝の中止をあれだけヒステリックに求めるのも結局こうした日本人の人間性をいかにして堕落させるかという外交攻勢なのだと思うし、まさに堕落した日本人が多い中でこうした話は一服の清涼剤ではある。外交や通商に携わる人々には襟を正して欲しい。ご冥福をお祈りしたい。
「新しい歴史教科書」の不採択運動は相当酷いものだという話はよく聞いていたが、特にそれに重点的に関わっていたのが中核派であったらしい。いわゆる過激派の人々がこの運動の中核にいると言うことはいろいろな情報から知ってはいたけれども、採択に関わる教育委員にテロや脅迫まがいのことが行われていたのは事実である。実際フェミニズムやその他さまざまな運動の中にこうした人々が紛れ込んでいることは少なくない。まあ拉致問題の集会に行くと明らかにいわゆる行動右翼と思われる人々がいることも事実なのだが。
主張が過激化してくるとどうしてもこういう職業革命家のような人々が運動の中心になってしまい、一般人が遠ざかると言う傾向が出てくる。教育問題は特にさまざまなしがらみが多すぎて機能不全に陥っているところが多いのだが、なかなか票にもならないのでいわゆる左翼の巣窟と化しがちで、きちんとした制度改革が出来ないのが現状である。教育を立て直すためにはイデオロギーではなく理想が必要なのだが、理想がすぐにイデオロギーに絡め取られてしまうのが現状なのである。この二つの分離に戦後の日本ほど苦しんでいる国もまた、ないだろうと思う。
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from Ya Basta at 06/01/07
布を覆う、その姿は 正義のために戦う 一方で布を覆う、テロリスト達もいる 普段私たちが認識している革命家とテロリストは紙一重なのかもしれない あとになり、あれは革命家、あれはテロリストと名づけている というのも、その実体を伝える側次第だからである 例えば
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