世界の将来はアメリカが決める/大阪姉妹殺人事件/「きっこのブログ」と民主党馬淵代議士

Posted at 05/12/20 Trackback(1)»

FMでバロックの森を聞いていたら、今日はシュッツだった。学生時代の友人が東京カテドラルで合唱の公演を行ったときに、よく聞いた演目だ。懐かしい。FMをつけっぱなしにしていたらニュースが聞こえてきた。今日はたくさんの大きなニュースがある。

イラク議会選挙が終わり、シーア派が多数を占めた政府が発足しそうだとのこと。これでアメリカの意図する「民主的な」政府というものが成立する可能性はかなり低くなってきた。先号ビックコミックの『ゴルゴ13』でアメリカ大使と思われる人物が安倍官房長官と思われる人物に「中国が空母を持つことは許さない、どこの国が空母を持つかはわれわれが決める。」と言い放ち、安倍さんと思われる人物が「何様だと思って嫌がるんだ!」と悔しがっている場面があったが、おそらくイラクでも「どういう政府が出来るかはわれわれが決める」、とアメリカは思っているはずだ。かなりの部分までそういう政府が出来て、今なお彼らのコントロールが十分に有効な日本とは違い、イラクはそうは簡単には行かないだろう。宗教色が強くなれば、フセイン政権の時代に非常に世俗化したイラク社会は戒律の世界に逆戻りする。シーア派が強くなればイランとの連携も強化されるだろう。楽観的過ぎるシナリオはアメリカに何をもたらすか、不気味である。

そういえばニューオリンズで市電が復活したと言う。私は乗ったことはないのだけど、ニューオリンズの市電と言えばテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』である。そういう文化的に象徴的なものを大事にする姿勢は大切なことだと思う。

小泉首相は浅田真央のオリンピック出場を希望する、という発言をしているが、相変わらず見事な作戦だ。国民の目を耐震強度偽装問題から逸らすのに、これほど有効な発言はないだろう。そんなことに利用するべきでない、という発想が彼にはもともとないようだ。

オリックスに清原と中村紀洋が入団すると言う。彼らがどのくらいやれるかはわからないが、ビッグニュースには違いない。

大阪姉妹殺人事件の展開は大変なことになっている。容疑者、というか犯人と言い切っていいと思うが、の男は16歳で母親を殺害し、少年院を出た後はパチスロを誤作動させて不正に儲けるグループに入っていたのだという。テレビではそのグループの本拠が姉妹が殺された現場のマンションにあり、男はグループを追い出されて強盗殺人を犯したのだと言う。一言で言えば希に見る凶悪な犯人だと言うことになるし、『少年院』という教育施設の存在意義も問われることになろう。またこうした凶悪犯の潜伏先がこうした不正犯罪のグループであると言うことからも、こうしたグループの徹底的な摘発こそが犯罪を防ぐためには重要だと言う、小さな犯罪をなくすことが大きな犯罪を防ぐことにつながる、という『破れ窓理論』の証明ということにもなろう。

これだけ書いてきても、まだ重要な事は残っている。昨日書いたきっこのブログのことだが、このブログに情報を提供していた人物の一人は、民主党の馬淵代議士だったと言うのを知って驚いた。さすがにそこまで深い人脈を持っているとは思わなかった。今朝はきっこさんのプロフィールの写真が削除されている。今まで顔写真入りでやっていらしただけすごいのだが。馬淵議員の日記を読んでも、それこそ「闇」の力がそうとう働いていることはよくわかる。ブログとのコラボレーションでこの問題を追及していくというスタンスは、ひょっとしたら大きな力を発揮することができるかもしれない。主体的に関わっていくかどうかは別として、この問題について欠かれているさまざまな情報を「知っていく」こと、多くの国民が「見ている」ことがこの問題の解決への最大の圧力になるだろうことは確かである。

私は証人喚問自体は見ていなかったので昨夜衆議院テレビでなんとなく馬淵議員の追及をぼおっと眺めていた。どうも直接リンクが出来ないようだが、12月14日の「国土交通委員会」である。証人喚問というのはある種の裁判のようなものだなと思う。証人も余計なことは喋らない方がいい、という姿勢がありありだ。以前見た鈴木宗男代議士の証人喚問ではずいぶん鈴木氏が饒舌だったのでああいうものかと思っていたのだが、政治家はパフォーマンスが必要だからああなるが、そうでない人々はなるべく喋らないようにするものなのだなと思った。

何か目に見えない巨大な渦のようなものが動いている。国民一人一人も、被害者の方々も、周辺住民の方々も、みなこの動きを注視していなければならないだろう。私が民主党支持でないのは以前に何度も書いたとおりだが、この件に関しては馬淵議員に頑張っていただきたいと思う。

『江草乗の言いたい放題』でもきっこのブログを取り上げていらっしゃった。なるべく多くの人々にこの問題を知っていただくためには、もっともっと話題にしていただきたいと思う。リンクの際は必ず一報を、とのことである。

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