音のデリカシー/商人の心
Posted at 05/11/30 PermaLink» Trackback(1)» Tweet
寒い。信州の朝は相当冷えこんだ。昨日の夜も木枯らしのようになっていたが。諏訪の寒さとしてはまだまだ序の口ではあるのだが、序の口だろうが序二段だろうが相撲取り、である。こちらに帰ってくるたびに東京というのはいかに湿潤で温暖なところだろうと思う。こちらの空気はとても乾燥しているし、寒冷である。それだけでなく気温の日較差が大きいので服装や暖房の装備を一日の中で幾度も変えないといけない。
昨日帰郷。特急の中では前の席に韓国人、後ろの席に日系ブラジル人らしき人が座っていた。なぜわかったかというと、二人ともいきなり座席で携帯電話をかけ始めたからである。前の席の韓国人男性は一度きりで甲府で降りていったのでそう気にもならなかったが、後ろの席の中年女性は携帯を弄び始めて着歌を鳴らしたり始めたので「静かにしていただけませんか」と思わず注意した。こういう音のデリカシーに関する文化の差というものは大きいのだろうなと思う。寛容になろうとは思うが、毎週往復していると特急の中も生活空間の一部である。異物は排除したくなるのはある意味しかたがない。彼女は慌てて音を下げたが、私が降りるまでずっと低音で携帯遊びを続けていた。世の中いろいろな人がいるものだなと思う。
FMを聞いている。これは誰の曲か。さっきはベートーヴェンかな、と思ったが、今聞いている部分はピアノの非常にメロディアスな曲で、見当がつかない。
午後から夜にかけて仕事。人手が足りないのは覚悟していたが、目の回るような忙しさ。ただ、休むかもしれないと思っていた人が来てくれたので助かった。私以外のところでは相当しわよせが行ったようだが。
電車の中では居眠りをしながら『「相場に勝つ」株の格言』を読んでいたが、実際いろいろな面白い格言が多いなと思う。株式投資は商人の心で行うべし、という話が一番印象的だろうか。つまり、株というものは安いときに買って高いときに売れば儲かるわけだが、ある意味それは商売と同じである。つまり、株が暴落したときに安値で買占め、株が暴騰したときに高い値段で売ることばかりを考えていたらだめだ、ということで、適切な値段で購入してそれに正当な利潤を上乗せするくらいの感じで売るのがよい、ということである。どうしてもこういうものはマネーゲームになってしまうが、自分だけよければよい、というスタンスでは長続きしない、ということだろうと思う。やはりこういう鉄火場的世界でなければ出て来ないさまざまな含蓄がこういう格言にはたくさん含まれていて、面白いなと思う。読了。
後は何だろう、英作文、古文単語、ラテン語、ドイツ語と少しずつやった。寝る前には疲れていてあまりたくさんのことはできなかったな。
ベアボーンで数年前につくったパソコンの調子が悪いのでノートで日記を打っている。こちらはネットへの接続の具合があまりよくないので、今日はまだネットもメールも見ていない。
ピアノは、ベートーヴェンの『皇帝』だった。
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from ケルベロス書店 at 05/12/30
西野 武彦 「相場に勝つ」株の格言 最近の株式相場、異常な状況になっています。デフレからの脱却や企業業績が好調なこと等確かに株式が上昇する理由はあるのですが、何せ短期間に急騰しすぎと感じています。私も数年前に買った株がここ1年だけで10倍以上になってし
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