ホークス逆王手/サブロー/「手首を返す」/アメリカ・ナチ党/中国のドタキャン外交/尊王思想
Posted at 05/10/17 PermaLink» Comment(2)» Tweet
パリーグのプレーオフは全然放送しないのかと思っていたら、昨夜は12チャンネルで中継をやっていた。勝負を分けたポイントは2番手高橋秀を無死一二塁になったところで即座に吉武に交代させた王監督の采配にあったというのが解説陣の見立てで、ちょうどそのあたりは見逃したのでなるほどそんなものかと思った。里崎とズレータのホームランは見られたからよかったし、9回表の球審のミスもあんなことがあるんだなとちょっとびっくりしながら見たのだが、ホークスが快勝して良かった。
しかし、解説の野村シダックス監督が実は30年前にはホークスの選手兼監督だったということに気づいて非常に奇異な感じがした。もう楽天イメージが強くなっているせいもある。しかし野村氏はパリーグの野球をまだ全然見ていないな。まだノンプロの監督なのだから当たり前かもしれないが。しかし解説の一人が川崎憲次郎で野村の教え子だったというのもなんだか味だった。
深夜なんとなくテレビを見ていたらロッテのサブローの特集番組みたいのをやっていて、これは面白かった。あまりに才能に安住しすぎて伸び悩んでいたのが、今年一気にロッテの4番に上り詰めた「謎」について語っていたのだけど、独自のバッティング理論を作りつつあるのが印象的だった。リードする左腕を曲げたままコンパクトに振り抜くのが打撃開眼のきっかけで、それがセンターの守備位置から見た「いい打者」が後ろにゴロのファールを飛ばすのはなぜか、と感じていた疑問から発想されたという話が面白かった。
直接は関係ないが、その話を見ていて私は始めて「手首を返す」というのがどういうことでどういう意味があるのかということを理解した。野球だけでなくゴルフでも卓球でも手首の返しが重要なのだが、今までどうもよくわからなかったのだけど、初めて納得できた。自分が球技がどれも圧倒的に下手だった理由もいまさらながら理解したが、時既に20数年ほど遅し。もし金持ちになるようなことがあったらゴルフでもやってみるか。いずれにしても、「体の使い方」というのは理解して自分でもやってみると面白いものである。
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アメリカ・オハイオ州トレドでアメリカ・ナチス党と呼ばれる団体のデモを禁止しなかったことに関して市政府に対する暴動が発生したのだという。地図で見るとエリー湖畔の町だ。ミシシッピに通じる運河もあるようだし、そういう港湾労働者層が多いところなのだろうか。カトリーナ来襲以来、アメリカでは人種間対立感情が相当高まりつつあるのだなということが感じられるが、ブッシュ政権にそれを制御する力はあるだろうか。
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「北京マラソン」でコースを間違えた選手を失格にせず、平均速度を参考記録にして優勝を認定するという前代未聞の椿事が発生した。そのほかにも一般市民が自転車でほぼ全コース並走し、ゴール直前で取り押さえられるなどという事件もおこり、「世界の恥だ」というコメントさえ報道されている。運営に不慣れなのは致し方ないとしても、前例のないわけの分からない運営を独断的かつ独善的な判断でやるようなやり方は北京オリンピックに向けて相当懸念が残る。『国家の自縛』で佐藤優が中国を「世界の変人」といっていたが、変人主催のオリンピックとなるとやはり1936年のベルリンが思い出される。ある意味世界を戦慄させる大会になるのかもしれない。
関連するが、日中対話の二日目、中国側が無断欠席というこれも呉副首相のドタキャン以来の外交的非礼。勝谷誠彦氏によるとどうやら今日行われる可能性のある小泉首相の靖国参拝に向けての牽制らしいとのことだ。靖国神社のサイトを見ると今日から秋季例大祭。東京は篠つく雨だが、英霊の安らかならんことをじっと祈るにはある意味ふさわしい日かもしれない。中国の外交戦は、最近は正面からぶん殴るような外交的非礼をぶちかますという世界に顰蹙を買うやり方で変人振りをアピールしているが、何か中国にプラスになることがあるのだろうか。まともな国家ではないということアピールする以外に意味はないように思うのだが。
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麻生総務相が放送局の対テロ危機意識の低さに苦言。いまさらいうまでもなく、テロリスト・クーデター勢力・革命派が最初に狙うのは報道機関に決まっている。しかし現在の日本のテレビ局などはうまみのある儲け仕事という以上の認識がないというのが実態なのだろうなと思う。楽天やライブドアなどにああ易々と乗っ取り寸前にまで追い込まれるような状態では、対テロ対策でもほとんど裸の状態だろう。メディアの公共性をお題目のように言うならば、自らの身を自らで守るくらいの気概がなければ公共性などあっという間に画餅に帰す。もちろん常識的な警備はやっているが、危機に際してどのように対応するかということは考えておくべきだろう。とはいっても、現実にそういう事態が出来するまでそういう認識はされないんだろうなと思うくらいは放送局も日本的なのだろう。
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尊王思想とはなんだろうと思いつつ、藤田東湖のウェブ上のデータを印刷して読んでみたり、買ったままになっていた川上喜蔵編著『宇都宮黙霖・吉田松陰往復書簡』(錦正社、1972)を読んでいる。この本、なかなか面白い。命を投げ出すことが出来る、という死生観を持つことを重視はするが、それが血気にはやる感情によるものではなく、確固たる思想的信念がなければならない、とするのは、全くその通りだと思う。このあたり誤解を招きやすいので慎重に述べなければなるまいが、それはともかくこの二人の思想的対決はスリリングである。
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そんなこんなで昨日も寝たのは2時。午後にはラテン語だけでなくフランス語・ドイツ語もノートを買ってきてちょっと自学自習を始めてみた。語学でも「手首を返す」ことのようなコツのようなものをつかみかけている気がするので、大変だがもうちょっとやってみようと思う。書き物も渋滞しつつ、少しは進んでいる。というか、その渋滞を解消するために尊王思想などというものを考えざるを得なくなったのだが。
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それにしてもこれだけ多様なことをひとつのエントリに書いたらブログの意味がないんだが、ウェブ日記のときの癖でどうしてもこうなってしまう。いちいち分けてアップしていたらいったいどれだけ手間がかかるか。結局はブログを借りてもウェブ日記なのだ。
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"ホークス逆王手/サブロー/「手首を返す」/アメリカ・ナチ党/中国のドタキャン外交/尊王思想"へのコメント
CommentData » Posted by Y at 07/05/31
アメリカ・ナチス党と言うのは、1960年代後半実際に、ジョージ・リンカン・ロックウェルが率いたファシズム団体でしたが、党首が党の副官に暗殺され、党は瓦解しますが、その支持者達により「国家社会主義運動」(NSM88・88は、アルファベッドのHのAから数えて8番目で、それが二つある意味は、ハイルヒトラーの意)を1970年代初期に結成され、現在に至っていますが、米国内最大のネオナチ団体でもあります。
長々と、失礼致しました。
CommentData » Posted by kous37 at 07/05/31
情報どうもありがとうございました。