教科書採択戦争/亀井派代議士の自殺/明徳義塾の不祥事
Posted at 05/08/05 PermaLink» Tweet
世の中で起こっていることなど。
中国様は日本を揺さぶるために731部隊を持ち出してきて、その下僕の(メイドのとでもしておくか)朝日新聞もいろいろ日本たたきに余念がないようである。ご主人様が先かメイドさんが先かと言うのも常に微妙な問題で、日本をたたきたいのは本当はメイドさんの方であり、ご主人様は準備万端整ったところでおもむろに鞭を手にする、という感じがある。このたとえは変な人が喜びそうだからこの位にしておこう。
メイドさんのお仲間か独立愚連隊かは知らないが、「つくる会」の教科書採択に反対して過激派が杉並で逮捕されたり、地方の採択委員に脅迫攻勢をかけるだけでなく、教育長の個人の携帯電話に攻勢をかけたりしているようだ。こういう実態がなぜ新聞で報道されないのかは知らないが、言論の自由とかは日本の一部では全く絵空事でしかないのだなと現状を悲観してしまう。朝鮮半島は徐々に中国に飲み込まれつつあるなとノムヒョン政権を見ていると最近感じるが、日本も中華世界秩序か共産帝国主義に飲み込ませたいと熱烈に思っている人がずいぶん多いのだなと思えてくる。
小泉政権をアメリカ追従の植民地外交だと批判する人は多いが、ならば中国追従主義ももっと批判していいのではないかと私などは思う。ならば日本独自の道はどこにあるかというと、やはり戦前の流れのどこかの延長線上にしかそれはないような気がする。それを封じ込め、新しい道を模索しようとしても無理なのではないか。それ以前に、もっとまともに再評価してみていいのではないか。その結果もっと新しい道が見つかるならそれでもいいが、最初から見捨てるのはやはりご先祖様に申し訳が立たない感じがする。
ついでにいろいろな事件。亀井派の代議士の自殺は、私が読んだ限りでは亀井派の中で針の筵に座らされたことが原因だということが説得力があるように思う。死刑廃止論者の亀井氏の派閥で自殺者が出るというのはなんだか皮肉な感じであるが、やはりこの派閥にどこか問題があるということではないかという気がしてしまう。故人は亀井派の中にあって個人情報保護法案に反対し、首相の靖国参拝を支持する一人であったと聞く。そうした筋を通す人柄が派閥の中で浮き上がっていたのではないかという気が私はする。郵政法案に賛成したのも、本当はそちらが本心だったのではないかとさえ私はひそかに思う。しかし死んでしまえば本当にそれまでだ。残念ながら政治は生者の戦場だ。迷わず成仏されるよう、ご冥福をお祈りするしかない。
明徳義塾の不祥事。開会二日前というのは衝撃だが、高野連というのはそういうところだ。チクリの投書で発覚というのも情けないが、情報管理が甘かったのかどこかで恨みを買っていたのか、もちろん最初の問題処理が甘かったことはいうまでもないけれども、現実の高校生、特に野球をしに高校に入ったのにレギュラーになれずただ燻っている高校生が数十人、時には百人以上いて、全く問題を起こさずに済むというのはまず第一に想像できない。誰もがそう思っているとは思うが、こういう問題は氷山の一角で、一罰百戒以外に対処の仕様がないのだと思う。甲子園で練習をはじめてから出場辞退というのはあまりにも酷だが、それだけに教育効果は少なくないだろう。ただ、どんな罰を与えてもこたえない人間にまでそうした効果は及ばないから、当然こういう事態もなくならないだろう。次ぎに起こるのは、甲子園の決勝の前の日にチクリで事実が判明し、決勝戦が中止になるという事態かもしれない。どんなことでも起こり得る。
しかし、逆に処分の理由というのが暴力と喫煙にほぼ絞られているというのも実態としてはどうなのだろう。本当は、もっと問題があってもスルーされているということはないのだろうか。あるいはもっと大きな問題でも、この二つに還元されて処理されているという可能性もある。この問題、わかりやすいようで実は結構複雑で困難な問題が背後にあるのに、表に出てくるときは衝撃的ではあるが矮小化されているという面があるように思われてならない。
最大の問題は、現代という困難な時代で、高校生という世代の子どもたちをどう教育していくか、という方法論や原則論が必ずしも適切に存在していないのではないかということだろう。
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