ゼレンスキーはリベラルでも尊敬できる数少ない政治家/仏教の日本化:僧侶と土木工事/影響を受けた作家のスタイル/「怪獣8号」完結
Posted at 25/07/18
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7月18日(金)晴れ
昨日は午前中、尻を打ったところが気になったので整体に出かける。少し遅い時間だったので途中で書店に寄って「キングダム」76巻を買って、それから高速に乗った。約束の時間よりだいぶ早くなったのでゆっくり走って高速を降りてからもゆっくり目に走ったけれども30分くらい早く着いたので、近くのスーパーに行ってお昼の買い物をし、保冷用の氷をもらって買い物袋に入れた。
みてもらった結果は大事には至っていないということで、基本的には普通にしていればいいが飲みすぎないほうがいいということだったのでその辺りは気をつけようと思う。まあ最近は飲み過ぎるほどは飲んでいないが。私はとにかく歩いている時にいろいろなことを考えがちなので、よく転ぶ。今回の転倒は不注意というより不意の電車の停止だったので普通の不注意とは違うが、まあ電車の中で立っている時にはもっと気をつけたほうがいいということだなとは思った。気をつけようにも限界はあるよなとは思うけれども。
帰りは普通に下道を通って塩尻インターまで行ったが、その先の高速が渋滞6キロと出ていたので峠道も下道で帰ることにした。途中でトイレに行きたくなりセブンに寄ってシリアルバーを買って帰る。帰着したのは2時でお昼ご飯を食べ、割と慌ただしくなった。
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地元紙。富士見町の町が管理する橋梁は178箇所あって、修繕費で毎年3億ほどかかるとのこと。点検費用、補習費用、長寿命化費用などさまざまに維持費がかかり、2014年度以降は橋の数自体を20減らしたとのこと。
富士見町は諏訪湖に流れ込む天龍川水系と富士川の最上流部の釜無川水系の分水嶺にあたり、町役場の所在地が標高977メートルでかなり高い。中央道の最高地点があり中央線でもそうだったと思う。広い八ヶ岳の裾野の尾根にあたるので分水嶺自体があまりはっきりしないような場所で、釜無川の深い谷底から南アルプス北端の入笠山・独立峰である八ヶ岳連山など高山もあり、こうした独特の地形から高低差が大きく谷を越える橋も多くなる。人口は14000人弱で財政規模は95億円ほど。その中で町道の維持費と合わせて6億円というのは大変だろうなあと思う。街の中心街自体がアップダウンがあるところにあるので、観光で訪れるには特色があっていいのだけど。
町の人口は社会増はあるのだが自然減が上回るという状況で、昔からの住民が減りと新住民が増えつつあるという感じで、今回の現町長引退を受けての町長選もその一騎討ちという構図。それを受けての地元紙の記事なのだが、移住者が割合多い長野県ならではの選挙事情、という感じではある。
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https://x.com/royterek/status/1945843570050793477
私は基本的には保守であってリベラルではないのだが、リベラルにももちろん尊敬できる政治家はいて、今の世界で最も尊敬できるリベラル政治家の1人がゼレンスキーであることは間違いない。ユダヤ人である彼の考え方がイスラエルよりという方向でなく西欧リベラルの方向に向いていたことが、ロシアの侵略という国難において西欧世界の支持を取り付ける上でとても重要な要素だったのだと思う。反リベラルであるトランプやヴァンスと当初険悪であったのもその要因が大きかったと思うが、やりとりを続けるうちに東欧圏におけるリベラルの価値というものをトランプの側も認めるようになってきたのかなという感じはある。
https://x.com/hiranotakasi/status/1182688177045164033
https://x.com/hiranotakasi/status/1182689575266914304
こういうむき出しの対立のある国で信念を貫くことは大変だと思うが、その中でこれだけの国民の抗戦の意思を引き出し、多くの援助を得ることは誰にでもできることではない。彼は当初はイロモノだと思われていたけれども、政権浮揚策としてパンダを当てにするような政治家とは違うなとは思う。
それにしても6年前のゼレンスキー、見かけも声も若い。
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昨日読んでいて面白かったのが下の話。
https://x.com/totutotudojin/status/1945628692132368540
日本では弘法大師というと満濃池の工事や井戸や温泉を掘り当てた伝説みたいなものがあって僧侶・寺院と土木工事というのは割と結びついていたりするのだが、実はそれは戒律、特に出家者が守らなければならない「律」に違反しているという話。
https://x.com/totutotudojin/status/1945582320905519202
この辺はつまり日本は大乗仏教の解釈がそのような方向に行われていったということで、特に平安新仏教を招来した弘法大師空海その人がそれを行ったということは大きかっただろうと思う。
当然ながら律を厳しく守ること自体が重要な東南アジアの上座部仏教とは相入れない考え方だろうと思うけれども、こういうところでもすでに「仏教の日本化」が進んでいるのだなということを理解できたのは面白かった。逆に戒律にいい加減なのも日本仏教の特色のような気はしなくはなくて、仏教としてそれでいいのか、という原理主義的な問いは当然あるだろうとは思うのだが。
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ゴミを捨てるついでにセブンに出かけて週刊漫画Timesとスピリッツ(月曜休日のため金曜発売)を買ってきた。運転しながら、自分の文章の書き方に影響を受けた人のことを考えていた。
朝早く起きて文章を書く、というスタイルは、村上春樹さんがどこかのインタビューで言っていたことで、これは自分のスタイルにも合うなと思って取り入れた。書く話題については、「自分の目に映るものが世界(だったかな)」みたいなことを書いていた小林よしのりさんのスタイルを真似ているなと思った。
そのほか、「ずっとやりたかったことをやりなさい」であるとか、文章を書くための本からはいろいろな示唆や影響を受けていると思うのだが、そういうことを掘り起こしてみると面白いだろうとは思った。なかなか忙しくてそういうことをやる時間がないというのが難点だな、と思うところは最近本当に多いのだけど。
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https://shonenjumpplus.com/episode/17106567267387688443
「怪獣8号」完結。ラストがマジでかっこよかった。そのほか今日のジャンプラは色々面白かったが、また後で書こう。
「海が走るエンドロール」8巻:カイの笑顔とうみ子の亡夫/「だんドーン」80話:薩英戦争/官僚の福澤諭吉と政治家の勝海舟/芥直両賞受賞者なし/シリア空爆/左派リベラルからの安倍支持
Posted at 25/07/17
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7月17日(木)曇り
天気がはっきりしない日が続く。昨日も午前中は晴れ間も出て28度くらいまでは上がったが午後は曇り、暗くなる頃から雨が降り出して夜遅くにはかなり強い雨が降っていた。関東甲信はまだ梅雨明けしてないのでおかしくはないのだが。今日も午前中は雨の予報だったが今のところ降っていない。雨雲レーダーを見るともうすぐ降るのではという感じだが、雲がかすめるように通過しているのでどうなるか。
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「海が見えるエンドロール」8巻読了。この作品を読みはじめたのは「このマンガがすごい!2022」の女編1位だったのがきっかけだが、それから3年半ほど経っているということか。次の9巻で完結とのことなので、物語もいろいろそういうことを暗示しているエピソードが入ってきているが、65歳で美大に入り直して映画監督を目指している主人公うみ子が乳がんと診断され摘出手術を受けるというエピソードの前後で今までほとんど出てこなかった亡くなった夫が出てきて、AKIRAのポスターが貼ってあるとかそういう年代的な手触りであるのが、ああそうかこの人は私より少し上の世代、という設定なんだなと思ったり。この巻で一番印象的なのはもう1人の主人公・海(カイ)がよく笑っているということだった。今までほとんど笑顔を見せていなかったので、少しギクシャクしていたうみ子と和解した時の破顔一笑の顔などはとても印象に残った。
低予算ドラマの現場でベテラン俳優がスタッフにキツく当たるのに出演者でもある海がクレームをつけて監督に注意されるのだが、監督の過去作を見て気を取り直した海が監督に元気をもらった、と伝えたことによって、監督も自分のプライドを取り戻す、みたいな展開は流石に青いというか女性マンガ的な正義感だなとは思ったが、この辺は海もまた単なる役者ではなく監督志望でもあるということが意味があるのだろうなとは思った。まあ描き方としては現場でこの言い方で本当に通るのかなとは思ってしまうけれども。
9巻も楽しみにしたい。
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Dモーニングで「だんドーン」80話を読んだ。薩英戦争直前の女子隊のエピソードが上手いなと思った。川路の祝言は藩命で何度も延期されていたが、今回はいきなり新婚になっていて、祝言が出てこなかったのが少し残念だった。薩摩の下士の祝言がどんなものだったかは少し興味があるのだけど。
今後の展開を予習したくなって薩英戦争についてWikipediaで読んだのだが、イギリス側が桜島側にも砲台があったのを知らなかったとか、かなり舐めてる感じがあった。可笑しかったのは戦後の薩摩とイギリスの交渉に幕府が仲介に立ったが文書を翻訳する担当だったのが福澤諭吉で、彼の急ぎの翻訳のためにイギリスの要求する処罰対象が生麦事件でリチャードソンを斬ったものたちでなく藩主だと誤解されて交渉が難航したという話だった。
その翻訳を福澤がした、という事実が興味深かったのでさらに福澤の経歴を調べると、咸臨丸での渡米時には福澤はまだ中津藩士で、木村摂津守の従者という立場として乗船していたのだが、帰国後は「幕府外国方、御書翰掛、翻訳方」に登用され他とのことだった。彼はその後も幕府の使節団のメンバーとして渡欧・渡米もしているが、日本にいる間は翻訳方として各国との外交文書の翻訳などにあたっていた、というのは初めて認識した。
咸臨丸と渡欧の間にはヒュースケン暗殺や水戸浪士英国公使館襲撃があってその関係文書の翻訳を行い、渡欧後は薩英戦争後の交渉文書の翻訳にあたったのだという。そして禁門の変後の元治元年には「外国奉行支配調役次席翻訳御用」として御目見以上の身分として正式に直参旗本になったということだった。
福澤に関してはどうしても海外渡航の経歴ばかりを今まで見ていたが、お雇だったり幕臣としてだったりにしても幕府の外交の中枢にかなり関わる位置にいたのだなと思った。幕臣に採用されたのも意見の言える立場にして献言を受けるのが幕府側の狙いだったという事だろうう。
福澤が明治維新後、旧幕臣として新政府の役職にはつかず、慶應義塾等教育その他の民間の活動に専念し、新政府の役職を受けた勝海舟を「痩せ我慢の説」で批判したことはよく知られているが、それはいわば「日本国全体を見る政治家」として江戸開城等に関わった勝と、割合純粋な意味で「幕府外交官僚」として幕府勤めをした福澤の立場の違いが、その後の身の振り方にも現れているのではないかという気がした。
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令和7年度上半期の芥川賞・直木賞の選考委員会が開かれ、両賞とも受賞者なし、という結果になったそうだ。これは1998年以来のことだそうだが、やはり該当作がないと判断した年に受賞作を出さないのは正しい判断なのだろうなとは思った。しかし作家さんたちのツイートを読んでると、「受賞者なしだと書店が大変・・・」みたいなポストが多くあって、ちょっとなんだか本末転倒な気もしたが、もちろんこの二つの章を始めたのは文藝春秋を経営していた菊池寛だが、当然「小説を売る」ことも狙いの一つではあるのだろうとは思った。そうなると逆に受賞者を出さないことが本末転倒ということになるが、どの作品も読んでないのでなんとも言えないけれども、選考についての各選考委員の意見はどこかで出てくるだろうから、それを読んでみたいなと思った。
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イスラエルでは連立政権から超正統派が離脱し、それと関係あるのかわからないがいきなりネタニヤフ政権がシリアに空爆を始めたらしい。ネタニヤフも政権を失ったら手ひどく失脚する可能性はあるので、どこに対してでもいいから戦争を継続したいという意図なのだろう。誰かがちょっと止めないと大変なことになるようには思った。
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安倍政権の支持者には実はリベラルな人や左寄りの人も結構いて、そういう人たちも含めて参政党に流れているのではないかという指摘を読んだのだが、そういうことも十分あり得るとは思った。リベラルと言っても「アベしね」などという異常な人たちばかりであるはずはないわけで、政治的には強硬であっても経済的には左派的な拡大政策を取る安倍政権を消極的にしろ支持していた人はいただろうなとは思う。彼らは簡単に言えば安倍元首相や自民党の政治家たちが有能だったから支持していたわけだから、何をやっても裏目に出るような石破政権に付き合う義理はないわけで、鵺的な参政党にそれぞれの魅力を見出して支持に回ったということは十分あるようには思った。
「岩盤保守」は「岩盤自民」ではなかった/外国人問題と埼玉県知事/「近世日本の支配思想」:「武国」思想・日本型保守の源流と東アジアにおける特異性
Posted at 25/07/16
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7月16日(水)晴れ
今朝は4時半過ぎに起床。5時ごろiPhoneで気温を調べると、17.7度。最近は少し涼しく感じても20度を切ることはなかったので、かなり涼しいのだなと思う。夜はベッドで夏掛けをかけて寝たのだが、起きた時は少し肌寒いくらいの感じだった。なかなか温度調節が難しい。
昨日はあまり調子が良くなく、また午前中はずっと強めに雨が降っていたこともあって、外出は控えて主に家の中で過ごしたのだが、ブログを書いた後は疲れてしまい、横になったり漫画を読んだりしていた。お昼を済ませて午後になった頃に雨が上がったこともあり、銀行に用事をしに行ったのだが、街の中はかなりの車の数。やはりみな考えることは同じで、雨が上がったから動き出したという感じだったのだなと思う。余計なことはしないでそのまま家に戻った。
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https://mainichi.jp/articles/20250712/k00/00m/010/214000c
現在の状況についての印象をいくつか。九州各県をはじめ、複数人区で参政党が1位のところが出てきそうだとのこと。別の報道では東京や大阪でもトップ当選を取りそうだという見方もある。一人区を取れるかまでは分からないが、いずれにしても20議席近く取るのではないかという勢いだ。一方の自民党は選挙戦序盤よりも支持を下げていて、特に石破首相ら幹部が応援に入ると票数を減らしている感があるようだ。私が石破さんの演説を見ていてもこれじゃ入れたくないよなあと思うから、多くの有権者も同じ感想を持つのだろう。
自民党は保守的な土地柄の選挙区では圧倒的に、特に参院選の一人区(人口が少ない過疎傾向の県)などでは強いというのが昔からの定説で、「岩盤保守」などと言われていた。それが参政党の候補者に軒並み票を奪われている。
その原因は、この記事の中にもある「特に夫婦別姓問題で党の煮え切らない態度に支援者の不満の声が強かった。どこまで参政に流れるのか」という選対本部の声に代表されるような、左派リベラルが占めている現在の自民党の方針や演説に対する不満、ということが大きいだろうと思う。今までは安倍政権の時代に保守派に気遣いながら少しずつリベラル的な政策も導入し、一方で保守派が好むような国防を重視した政策、何よりも「憲法改正」「安保法制」「自由で開かれたインド太平洋」といった明確な方針があって、多少の不満はありながらも保守層は繋ぎ止められていたし、だからこそ「岩盤支持層」だと思われていたのだろう。
しかし岸田政権・石破政権のリベラル化によって保守層の不満は強まっていた。LGBT法などはかなり不満を持たれていたと思うが、特に立憲民主党などが主張する夫婦別姓問題について、党内の意見対立を反映して煮え切らない態度をとっていたことが保守派の不満を強めたということがある。そして今までなら「それでも自民党しかない」と嫌々入れていた人たちが、「参政党があるじゃないか」になった、というのが本当のところだと思うし、そのことを石破政権や岸田前首相も正確には把握できていなかったということなのだろうと思う。「岩盤保守」は「岩盤自民」ではなかったということだ。
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https://www.sankei.com/article/20250715-PH4TR5PUR5EGHKM26H5K4A5JBE/
外国人問題にはほとんど発言してこなかった埼玉県の大野知事がようやくクルド人問題に言及。最近の「日本人ファースト」の意見の強まりが選挙結果にも影響しそうだということになってきてようやく慌てて言及するようになった印象がある。
「県の所管ではないが、結果として川口市で不安がられるような状況や、自治体がさまざまなしわ寄せを受ける状況は、決してよい話ではない。国にしっかり責任を持ってもらえる政策が必要だ」
知事はそのようにいうが、この問題で実際に現場で対処する埼玉県警は県の機関であるわけで、その意味で知事も他人事のような顔をするのはどうかと思う。自民党の地元議員も含めて、見て見ぬふりをしてきたことが今回の参政党ブームにつながっている面もあるだろうと思う。
私自身、保守派が自分の本音を託せる政党が出てくるといいなとは思っていたのだが、こういう形で参政党のような政党がそういう存在になるとは正直予想外である。自民党もまた、こういう「岩盤保守」「右派的無党派」の層を奪い返すことができなければ、党としての存続も危うくなっていくだろう。政治学者やマスコミも含めて、途方に暮れている部分もあるのではないかと思うが、少なくとも自民党の立て直しは彼らの信頼を取り戻す所からやらなければ不可能だと思う。
***
前田勉「近世日本の支配思想 兵学と朱子学・蘭学・国学」を少しずつ読んでいるが、昨日は第1章の「兵学」のところを読み終わった。山鹿素行の兵学が「国家天下のために」人々が自らの「役」を担ってそれを果たしていくことが大事で、特に武士は治めがたい民衆を治め国を成り立たせる社会的分業を行わせるために彼らに対する主導権を確保しなければならず、そのためには衣食住全般で「あるべき姿」から外れないように帰省することが重要だ、という思想だというのはあまりよく理解していなかったのでなるほどと思った。ただそれを実行させる力は最終的には幕府の「御威光」つまり武力しかなかったので、ペリー来航以降の幕府の動揺によってそうした統制のタガが外れていった、ということのようである。この辺の描写は、「日本的保守」のありようとして現代まで受け継がれている部分は感じられるから、説得力があったなと思う。
第2章の朱子学のところを読みはじめているが、東アジア世界の共通教養であった朱子学に対して、日本と朝鮮とではその対し方が違っていた、日本の朱子学者である山崎闇斎は「孔孟が日本に攻め込んだ時にどうするか」問いを立てて、「戦って撃退する」のが朱子学的にも正しい、と主張した。つまり、朱子学者である闇斎自身が「孔孟の道よりも国家を優先すべき」と主張したわけで、これは朝鮮や中国においては考えられないことだという。その背景には日本には独自の自国優越思想があり、「神国」や「皇国」と表現されていたが、その他にも「武国」という概念があり、朝鮮や中国のような「長袖(文人官僚)」の国ではない日本は「武威の国」であり儒教の徳治主義は成り立たない、神功皇后の三韓征伐や秀吉の朝鮮征伐のような「壮挙」こそがその証である、という考え方があったのだという。
そしてその表現が、中国を中心とする儒教的な華夷秩序の周辺部にあって江戸幕府の日本が独自の「日本型華夷秩序」を築き、中国とは冊封関係を結ばず私的な渡航を禁じ朝鮮・琉球・中国・オランダ・アイヌとの間に日本を中心とする位階的な華夷秩序を形成し、中国の華夷秩序から独立した存在として自立した外交システムを持ったことだというわけである。朝鮮通信使や琉球使節、オランダ商館長が江戸に参府したことが具体的なその表現であった。
「神国日本」は天照大神以来の天皇が支配する国として易姓革命で王朝が交代する中国よりも優れているし、「武国日本」の武威(御威光)による政治は中国の礼教による統治よりも優れている、と主張されたのだという。
江戸時代の統治思想について、大体のところは今までも知っていることが多かったが、兵学者の思想を加えてより理解できるようになった感じはある。新井白石が朝鮮通信使について中国的華夷秩序との折り合いをつけるために朝鮮「国王」と同格の日本国「大君」としての将軍という建前によって「対等」であると主張したことや、明治以降になって朝鮮に対する中国の干渉を排除するために「大清帝国」と「大日本帝国」に対し朝鮮もまた「帝国=独立国」として中国の華夷秩序から離れるべきだと主張して日清日露戦争を経て「大韓帝国」を成立させた、という経緯にも関係してくる。つまり朱子学の「華夷秩序」の中では特殊な主張であった「日本型華夷秩序」を元祖超えたスタンダードにして朝鮮にも「朝鮮型華夷秩序=外交システム」を構築させた、と考えることができるなと思った。
朝鮮通信使が日本の統治の仕方は「士農工商」ではなく「兵農工商」であり、「礼教」によってではなく孫武のような「軍法」によって支配されている、と看做したという話は興味深い。
またその「武国」の起源が記紀神話に求められ、伊邪那岐神・伊邪那美神が国生みの際に「天之瓊矛」によって国土が生み出されたことを「矛という武器によって生み出された国」であるから武国なのだ、と山鹿素行や平田篤胤によって説かれていることは知らなかった。というか読んだ覚えがあるような気もするが、流石に牽強付会だと思っていたのではないかという気がする。
またキリスト教にどう対するか、という東アジア共通の問題意識に対しても、日本の場合はよく知られているように秀吉が宣教師たちが国を奪おうとし日本人を奴隷として売り払っているということに対する、つまり侵略に対する警戒感から弾圧に転じたわけだけれども、中国や朝鮮において最も大きかったのは儒教の小本である祖先の祭祀をめぐる典礼問題だった、というのもその違いを際立たせている、という主張もなるほどその通りだなと思った。
その流れで、儒教もまたキリスト教がスペインやポルトガルの侵略に果たした役割と同じように、中国による侵略の時に問題になるという懸念があったことも指摘されていて、そういう意味では山崎闇斎が「孔孟にも弓を引け」と主張したことは、儒教が日本で存続するためには必要な主張だということなのだなと思った。元寇の故事を引いてもし日本で儒教が盛んになって仕舞えば中国に侵略されたときに皇帝に従うべきという主張を儒者たちがすることになる、という主張は垂加神道にもあり、本居宣長も同様な主張をしているというのも初めて知った。この辺りは非常に面白い。134/341ページ、1章付論は後で読むことにして飛ばした。
帰りの時間/「36 サンジュウロク」性格の悪い三人が生み出す天使の歌/参政党とロシアプロパガンダ/TwitterのAI Grokにコンパニオン機能
Posted at 25/07/15
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7月15日(火)雨
昨日は午前中は東京の家にいたのだが、結構雨が強く降っていて、台風だなと思った。雨の中いつも買いに行ってる和菓子屋さんに行ってお弁当を買ったのだが、時間が早いせいかトンカツ弁当だけで、初めて買ってみた。ついでに葛桜も一つ買った。日曜日に電車で転んで尻を打ったこともあり昨日は基本的におとなしくしていようと思って午前中もゆっくり過ごしたのだが、お昼に弁当を食べていることに雨が上がってきたので、洗濯をしたりゴミを捨てたりして1時過ぎに家を出て実家に戻ることにした。財布を見ると駐車場代に使う千円札が足りなかったので交差点の向こうの郵便局で3000円だけ下ろした。家の高層住宅の前の道路に荷物の運び出しをしている車が3台止まっていて通りにくいなと思ったが、雨が上がったから急にみんな仕事を始めた、という感じだった。
ガソリンは日曜のうちに入れてあったので家を出てまっすぐ首都高の入り口に向かう。葛西橋通りの交差点を左折してしばらくしたところに入り口があるのだが、そこまでが随分車が並んでいて、首都高に入るのに時間がかかった。首都高に乗ってからも珍しく深川線が混んでいて、箱崎の合流や江戸橋の合流も混んでいたが、竹橋から向こうは割とすんなり走れて、三宅坂も西新宿もほとんど渋滞なしで走ることができた。
それでも石川PAについた時には1時間かかっていたので、家の近くの渋滞が結構時間がかかったのだなと思う。石川でトイレに行き、ドトールのコーヒーを買い、売店でエビアンを買って出発。トイレの前の自販機を全部撤去していたが、新しいのに交換するのか、それとも無くなるのか。なくなると流石に閉店後の時間などは不便なのだが。
その後も中央道は順調に流れ、境川PAでトイレに寄ってそのまま実家の地元のインターまで。インター近くの書店で「俺以外みんな無職」2巻を買い、近くのスーパーで買い物をし、車をヤマトの営業所まで走らせてお中元を受け取って帰ってきた。5時ごろには家に着いていたわけだが、このくらいの時間に帰ってくると「帰った」という感じがするのは、子供時代の下校の記憶がまだ残っているからなのだろうなと思う。
***
月刊スピリッツ連載の「36 サンジュウロク」2巻を読んだ。バンドマンガなのだが、「ふつうの軽音部」とは全然違ってかなりフィクション性が強い。毒親に縛られてお嬢様学校に通わせられ、成績優秀でいながら実は爆発的な力を持つボーカルである澁澤杏が、両親がいなくなり施設に入れられたが今は祖母と暮らしている天才的な作曲能力と演奏能力を持つギタリスト・生駒リク。そこに生駒に執着する同級生の「上手なドラマー」渡俊平が加わり、杏主導で音楽が作られていくが、杏がリクにベースを渡されて瞬時に弾けるようになるところがすごいと思ったしそれがリアルに見えるところが作劇のうまさだなと思った。
「俊平ドラム上手い。でもちょっと勘が悪い。」というリクの評もリアルで、まさにそういう性格を感じさせる男なんだよなと思う。そして生駒は天才的だがコードの名前さえ分からず弾いているので説明ができない。そしてセッションを始めると杏の指示の的確さが爆発し、なんなくベースも弾きこなす。そして杏が歌い出すと、ただ一言俊平の口から漏れたのは「怪物・・・」2巻で一番盛り上がるのはここのくだりだ。やはりバンドマンガは演奏場面が命だなと思った。
「渋澤は天才だ。生駒くんみたく芸術家的な才能じゃなくて「高性能」って感じの・・・あの声持ってるくせにどんな楽器も数分でマスターするしずるいよ、ほんとに。その分、性格終わってるけどね。」
俊平が姉の夏美に説明するセリフ、まさにそうだなと思うし、そう言われることで演奏シーンの意味もより深くわかる、という感じになっている。夏美は杏が入り浸っているCD屋の店員でもある。
この作品はかなり面白いのだが、メインの登場人物三人が揃いも揃って性格が悪く、杏に歌わせたいリクとバンドをやって歌いたい杏、それにリクとバンドをやることに執着する俊平の三人が奇跡的なセッションをするのがとてもいいのだけど、読む人は選ぶかなという気がする。私が読んでいても、面白いと思うところまでに飛び越えなければならないハードルが結構多くて、読むのに時間がかかるところがある。
多分こういう露悪的なところが若いうちはスカッとするのだろうなと思うし、読んでいるうちにそういうのってあったよなということも思い出していくのでなんとかはなるのだが、現代のようにそういう部分に不寛容な時代になると、なかなか売れないかもしれないなとは思う。「次に来るマンガ大賞」とか推薦したこともあるが、なかなか引っ掛からないのだよな、とは思った。ちなみに1巻の帯には島本和彦さんの推薦文とイラスト付きで、熱いのは確かなのだが、火がつくまではかかるかもしれないなと思った。
ストーリー的にはこれから先もどう考えても困難だらけの展開になると思うのだけど、まずはいきなりのファーストステージが楽しみだ。
***
参政党の候補がロシアのプロパガンダメディアである「スプートニク」のインタビューを受けていて、またロシアからの工作アカウトとみなされるアカウントが参政党を応援していることも指摘されていて、話がちょっときな臭くなってきた。選挙戦は残り5日、どう展開していくか。
***
TwitterのAIであるGrokのアシスタントが金髪ツインテールの美女(「デスノート」のキャラクターに似ているらしい)アバター「アニ」として出てきて、私のタイムラインでも話題になっている。かつてのマイクロソフトのアシスタントとして画面に出てきたイルカと比べるとかなりの違いだが、イーロン・マスクのオタク性が遺憾なく発揮されたものという評価は衆目が一致しているようだ。さて新時代はどんな時代なのか。
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