台湾問題と中国:フランスは公式には台湾に言及せず/リンゴを送る/人間関係の面倒臭さの質の違い/ジャンプコミックスを12冊買う

Posted at 25/12/05

12月5日(金)薄曇り

今の天気を書くために外に出てみたのだが、東の方は曇っていて西の方は割と晴れていて、星も見える。北西の方に月が見えて、薄曇りに隠れてはいるのだが、帰って雲全体に光が広がって、明るい。暦(歳時記カレンダー)を見ると今日は旧暦10月16日だが月齢は14.8で満月。どうりで明るいわけだ。5時10分。

起きたのは4時前だったのだが寝床に入ったのが1時過ぎだったので(例によってソファでうたた寝していた)もう少し寝ようかなと思ってトイレに行って水を飲んだ後もう一度布団に入ったが、どうもあまり寝付けない。まあ時間は短かったけど割とちゃんと寝た感じがあったので無理に寝ることもないかと思い直して30分くらいで起き出した。2階で寝ている部屋が寒いので眠りにくいのかなと思ってオイルヒーティングをつけてみたが、本当にじんわり暖かくなる感じなので木造で窓が広くて熱が逃げやすい部屋ではあまり意味がないかなとか。そろそろ本当に冬だし、寝やすい工夫はしたほうがいいかなとも思う。

昨日は午前中松本に出かけて整体で体をみてもらう。少し早めに出られた感じで、思ったより早めに着いた。いつもこのくらい時間の余裕があると良いのだが。少し気持ち的に吹っ切れた部分があるのでそれは身体にも多分良い影響が出ているようで、割といいのではないかという感じだった。昨日は割とあっさりと終わったので車に戻ってからこれからの段取りを考えたが、結果的にはまず塩尻の農協の専売所に行ってりんごを送ることにした。ナビで検索しても出てこないので近くの大学を入力してそれを目指して行ったのだが、結構いいルートが出てきて大学まではすんなりいくことができたが専売所と大学の関係を位置関係を忘れていて、少し通り過ぎてから戻ることになった。まあそんなにロスはなかったと思うが。

専売所でリンゴを二箱選び、中の人に頼んで配送伝票をもらって記入。リンゴ自体も昨年より上がっているが2件とも九州なので送料も結構高くて、考えていたよりは高くなった。依頼した後専売所の中を見て周り、リンゴと味噌を買った。その後、昔松本に通っていた時のルートを通って19号から20号が分岐する交差点まで走り、角のスーパーによる。ここは整体の近くにあるのと同じスーパーなのだが、客の数が格段に少なく売り場も小さく、またセルフレジもない。以前はここでも買い物をよくしていたのでずいぶん違うんだなと思ったり。トイレットペーパーほか必要なものとお昼を買った。

整体に行ったときに先日関西に行った話をしたのだが、関西と信州の「人間関係の面倒くささの質の違い」みたいな話をした。私の感覚なので一般的にそう感じられるかはわからないが、関西の人の方がよりメンツとか体面とかいうものを気にするというか、そういうものが人間関係の基本にある感じがする。「親切さ」を演出するよりは「自分はこういう人間だ」という部分を大事にしてある意味壁を立てて自分が侵食されないように人と接する、と言えばいいか。だから地雷を踏むと面倒くさい。その人のこだわりを理解した上で謝らないといけないからである。一方で他人に対して結構批判的に見ていて、だから誰かを、特にリーダーを育てようという雰囲気が少ない気がする。まあこれは関西全般のことではないかもしれないのだけど。

ある意味自分のキャラクターというものをしっかり立ててこういう人間として付き合うべし、ということを周りに要求している感じといえばいいのだろうか。まあこの辺りのことはもう少し考えたり観察したり、記憶を思い出したりした方がいい感じはするのだが。

と言うようなことをつらつら考えたりしながら塩尻で高速に乗る。少し前までは岡谷インターと岡谷ジャンクションの間で工事をしていてそこを抜けるのに時間がかかったから下道を走っていたのだけど、昨日は息に反対車線が全くスイスイ動いていたので検索してみたら工事は終わったと言うことがわかったので、乗ることにしたわけだ。ジャンクションより少し先のSAにできたスマートICで降りて地元のツタヤまで走る。ジャンプコミックスを12冊買った。本誌連載が「キルアオ」13巻(最終巻)、「アオのハコ」23巻、「SAKAMOTO DAYS」25巻、「Witch Watch」24巻、「逃げ上手の若君」23巻。「キルアオ」は終わってしまったのは残念なのだがアニメ化もある。ジャンププラスでは「エクソシストを堕とせない」13巻、「サンキューピッチ」4巻、「セイレーンは君に歌わない」4巻(最終巻)、「恋人以上友人未満」10巻(最終巻)、「野球・文明・エイリアン」2巻、「ラーメン赤猫」13巻。それに「ふつうの軽音部」9巻である。

感想はいろいろあるがまたの機会に。

昨日は父の命日だったので帰ってきて昼食を食べた後墓参りに出かけた。風が強く線香があまり火がつかず、メインの墓だけに供えた。江戸時代からの墓碑などいろいろあるので普段は全てに線香を供えているのだが、昨日は代表して供えて南無妙法蓮華経を3回唱えた。もう16年。

***

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2025-12-04/T6Q2XTT96OSQ00

フランス・マクロン大統領の中国訪問と習近平国家主席との会談の内容。台湾有事問題に直接触れた発言がないのは、日本に対する配慮だろうし、またイギリスやアメリカからもそれなりにメッセージがあったのではないかと言う気がする。そう言う意味では日本としては一安心というところだろうか。

中国がフランスに対して求める第一は台湾問題での自国サイドに立ってもらうということかなとは思ったが、ウクライナ戦争での対ロシア支援はやめないということを承認させるということはあるかもしれない。フランスが求めているのはウクライナ戦争での中国の支援の停止もあるが、貿易赤字の悪化で支持率が下がっていることの方が問題で、中国に対する二国間の貿易赤字がかなり大きくなっているということもあり中国からの直接投資を呼びかけたいということが大きかったのではないかと思う。習近平側もフランスからの輸入拡大については約束したようだ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025120400155&g=int

「中国は引き続き危機に対して建設的な役割を果たすとした上で、「無責任で差別的な非難にも断固反対する」と述べたものの、詳細には触れなかった。」というのは、ヨーロッパ各国からの対ロシア非難に対する牽制ではあるだろう。

台湾問題に関しては今までより踏み込んだ立場の発言はマクロン側からは引き出せなかったようだ。まあ当然だろうと思うけれども。

中国としては西側諸国にありながらも英米とは独立した姿勢を示すことが多いフランスを経済政策などを通じて取り込みたいということはあるのだろうけど、中国自体が経済的にヤバいのであまりそう言う余裕はなく、この辺はメルケル時代のドイツのようにはいかない感じである。国際関係は複雑なピースの組み合わせではあるが、フランスと中国の関係が発火点になって何かが動いていくと言うことはなさそうだなとは感じた。

台湾問題においてはイギリスが「安全保障の真の脅威」と中国を名指ししたり、アメリカも台湾との関係を準公式化するような法案にトランプ大統領が署名したりと中国側に不利に推移しているようには感じる。中国も台湾問題をすぐに動かせないなら国内問題を解決していかなければならないわけで、西側との関係悪化には踏み切れないだろう。1960年代の中国は核開発だの文化大革命だのいろいろめちゃくちゃやっていて、ある意味「無敵の人」の怖さがあったが、現代の中国は一定の金持ちになっているので不必要な喧嘩はしない感じのところもある。台湾侵攻とそのための軍事増強もいろいろ言っているがある意味金持ちの道楽的な雰囲気もあって、条件が揃ったらやるか、みたいな感じなので台湾・日本・アメリカその他の側としては「条件を揃わせない」ことが重要なのだと思う。


「真の国家安全保障上の脅威」というイギリスの中国観とアメリカ・フランスの対中国の動き/地方勢収入の東京一極集中/年末は物入り/父の命日

Posted at 25/12/04

12月4日(木)晴れ

今日は父の命日。先日、母の卒寿と合わせて子供たちと孫たちで父を偲び、墓参りにも行ったのだが、今日は私一人なので、花を買うことにした。

起きたのは4時だったが昨日の片付けをしたり資源物の回収に出すものをまとめたり、新聞を縛ったりして、5時過ぎに車で出て作業場にいき、マンガ雑誌を縛って資源物置き場に二往復。車に戻って西友まで走り、花を買ってからガソリンがちょっと不安であることに気づく。近めのスタンドまで走る途中のファミマでトイレを借りてヤンジャンと甘桃ティーラテを買い、スタンドまで走って給油。5円引きで159円だが結構減っていて20リットル近く入れたので3000円は超えた。今日明日松本まで2往復なのでどのくらい使うかよくわからないが、とりあえず満タンにしておいた。

昨日もなんだかやることが多くて、銀行へ行って資金を補充した後、冬用タイヤの交換に行く。かなり摩耗していたのは知っていたから交換になるのは仕方ないと思っていたが、5万円を超えたので高くなったなと。混んでると思っていたらガラガラで私しか客はいなくて、来週から水曜はお休みになるとのことだったから、やはり皆11月中に交換するのだなと思った。私も今日の朝は雪が怪しいと思ったから昨日急いで交換に行ったのだけど、この時期なら空いていると分かったことは収穫だった。西友に走って少し食品を買って帰り、昼食。その後郵便局へ行って年賀状を買う。200枚で17000円とは。かなり大枚叩いた気になった。その後ノジマ電機に行ってBD-REを買う。昨日今日とバンバン金を使っている、まあほぼ必要経費だから仕方ないのだが、年末は物入りとはこういうことだなと思った。

***

https://digital.asahi.com/articles/ASTD33FRTTD3ULFA01HM.html

地方税収入が東京都に集中し、他の府道県との間にかなりの格差がある問題。これは法人事業税や法人住民税が本社所在地に納入することと東京の地価が圧倒的に高く固定資産税収入が多いことによるわけだけど、実情に応じて支社や工場が存在するところにも配分されるというのは理にかなっているとは思う。私は都民だが確かに東京都の住民サービスは手厚い(偏りはあるなとは思うが)ようには感じるところはあるからまあわからなくはないのだが、東京都から税収を取り上げて地方に分配するのが良いのか、地方税体系をそのものをより偏りがないようにするのかというところはちょっと難しいなとは思う。人口や企業が集中しているからこその支出というものも東京都にはあるわけだから、削れば良いということでは済まないのが難しいところだろう。

***

https://www.afpbb.com/articles/-/3611913

イギリスによる中国への問題提起はいくつもある。中国が台湾問題で国連に対し日本非難を繰り返していることから、同じ常任理事国のイギリスが中国に釘を刺した形ということか。

一つ目は、中国によるスパイ問題。「真の国家安全保障上の脅威」というのはかなり強い表現で、間接的に高市首相の台湾に対するスタンスを支持したものと考えて良いようには思う。「英国内の情報収集を担う情報局保安部(MI5)は11月、中国がヘッドハンターを装ったスパイを使ってオンラインで国会議員を標的にしていると警告した。」とあり、かなり工作が活発になっている党いうことはあるようで、「ロンドンに建設が提案されている広大な新中国大使館も、安全保障と人権問題をめぐる懸念を引き起こしている。」ということなので中国が新たにロンドンを工作の中心にしようという意図は感じられる。一方で「中国のためにスパイ行為をしたとされる容疑者2人に対する政治的にデリケートな訴訟が取り下げられた。」とあり、何らかの取引が今も進行中ということなのだろう。

また「スターマー氏はさらに、英国は「香港における自由の制限」を含む人権問題について、引き続き中国政府に問題提起していくと述べた。」とあり、旧イギリス植民地であり返還後の約束を中国が遵守しているとは言えない香港をめぐる問題も大きいだろう。

https://jp.reuters.com/world/taiwan/EK6VGHJ6QBOIXHQOSSPOAYEUAQ-2025-12-03/

また一方でアメリカのトランプ大統領は台湾との「公的な交流に関する指針を定期的に見直し、更新することを義務付ける「台湾保証実施法案」に署名」したとのことで、つまりは公的な関係を維持し、また定期的に交渉する関係を築き上げるということでもある。これは台湾を外交相手と見做し、中国の「武力による現状変更」要求を牽制するものであるのは間違い無いだろう。

中国は台湾問題に対しロシアの支持を取り付けたが、英米は一貫して中国を牽制する姿勢は変えず、後一国のフランスノマクロン大統領が今日から北京を訪問するというタイミングである。

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2025-12-03/T6NZVDT9NJLT00

フランスにとっての喫緊の問題はヨーロッパ情勢、特にウクライナ戦争の問題だから、中国がロシアへの輸出を止めると明言すればどういう対応になるかという気はするが、基本的にプーチンを支持している中国がリップサービス以上のことをするという感じはしない。ただキャスティングボートを握っているかのように振る舞うのはドゴールの頃からのフランスの行き方ではあるので中途半端な対応をする気もしなくはない。

https://japanese.joins.com/JArticle/335218

G7で高市さんがメローニ首相に駆け寄った時に見せたマクロン大統領の複雑な表情も話題になっていたが、この二人は対立関係にあるようで、それがマクロンの今回の訪中にどう影響するのか、みたいなことはどうなのかなとは思う。

日本にとっては日中関係は二国関係ではあるが、台湾有事はアメリカとの関係も出てくるし、さらには国際間の関係の枠組みの中で見てもかなり大きな問題であることは間違いない。今のところはまだ外交案件で済んでいるわけで、武力行使に至らないように今後も中国を牽制していくことは重要だろうなとは思った。

地域インフラとしての訪問介護事業/私とnoteの付き合いの歴史/銀行に行ったり本を借りたり

Posted at 25/12/03

12月3日(水)曇り

今朝の最低気温は2.6度、8時50分で7度を超えているので結構暖かいかなという感じ。4時に起きてnoteの過去ログとかを読んだり自分とnoteとの付き合い方みたいなのがどうなってるかなど考えたり。

5時になったので車で出かけ、少し離れたセブンでサンデーとBOSSのカフェオレを買って帰ってくる。そおあともnoteのことなど自分の中で整理しながらいろいろ考えたり。

https://note.com/kous37/n/nc42f7e7280a6

これがnoteで最初に書いた文章。noteにはつぶやき機能というのもあって、私は2014年にこのサービスが始まった当初から使っていたのだけど、最初の頃はつぶやきの方を主に使っていたので最初は長い文章を書くつもりはなかった。今もTwitterで長いのを書くのはあまり好きではないのと同じような感覚があったとということだろう。ただ、noteの方が明らかに過去の文章を検索しやすいので、そのうち書くようになったわけだけど、ブログの方も自分のサイトも含めブログサービスのものもいくつか書いていたのでそちらをメインだと考えていたからnoteはあまり積極的ではなかった。

https://note.com/kous37/n/nb4cc082a7b75

こが最初に自分としてはそれなりにバズった文章で、今でもアクセスは伸びている。いいねはそんなにいただけないのだけど、「ぼくらのへんたい」という作品の感想の中ではかなり上位で検索に反映されるようで、「暗殺教室」や最近の「少年のアビス」などでも感想としてGoogleで出てくるから読んでいただけている、ということはあるのだろうと思う。

流石に「進撃の巨人」クラスになると考察ブログや感想ブログは山のようにあるのでなかなかその中で読んでいただけるものはそう多くはないが、「進撃」にしても「鬼滅の刃」にしても自分のブログの中では上位に上がってくるものもあり、やはり有名マンガ作品の感想は強いが、また「(決して少なくはない)刺さる人には刺さる」タイプの作品について書くのが私のnoteの中では上位に来る、という感じになっている。

ただ書きたいことはマンガについてだけではないのでいろいろなことを書くわけだけど、書籍の感想や考えたこと、社会について、政治的な問題、国際問題などについて書いているとある程度の閲覧数やいいねがいただけるということもある。自分のnoteの中では左翼リベラルの人たちの言動に対する懐疑とか、ポリティカルコレクトネスやDEIに対する批判的なことがいいね数では上位に来るものもあるのだが、とはいえこういうものは政治的立場が近い人には受けても反対の人にはもらえないので、ある程度限界はあるとは思う。

最近では、高市首相の就任とともに政治的な内容のものが多くなり、最近では台湾有事発言をめぐる中国側の動きやさまざまな人たちの意見などに対しての批判について書いていると結構アクセスをいただいている。

先月(2025年11月)に最もいいねをいただいた記事は22いいね、最も少ない記事が2いいね。10以上の記事が15で未満の記事が15なので拮抗している。総数が309なので平均10.3。少しずれるがここ30日のビュー数は18017、平均600.6。いいね数は383なので過去記事へいいねをいただいているのが2割くらいということか。ありがたいことではある。

露出数が上がると過去ログも読んでいただけるということで好循環になるから、バズった方がいいのだが、今の所3桁のいいねをいただいた文章はまだないのでまだまだ頑張らないといけないと思うし、共感していただける人にどう届けるかという問題はこれからも続くなと思う。

本当に雑駁かつ表面についてのまとめだが、中身についてはまあ考え中である。

***

昨日はブログ/noteを書いた後出かけて職場で少し銀行書類を書く。やっているうちに大きな仕事のし忘れに気づいて夜片付けることにする。銀行に書類を出しに行って記帳などし、またスーパーで昼の買い物をしてから宅急便の配送所に行って荷物を引き取り、その後図書館まで走って渡辺浩「例えば自由はリバティか」(岩波書店、2025)を借りる。日本で使われている政治学の用語が、元々の西欧的な文脈でのそれとどう同じでどう違うのか、というのはかなり本質的な問題になる可能性があることだなと思う。帰ってきて昼食、済ませてから再度出かけ、農協で記帳したり郵便局で切手を買ったりした。

https://amzn.to/48JBzjX

***

https://digital.asahi.com/articles/ASTD23PPMTD2ULLI00KM.html

訪問介護サービスの、特に小規模な事業者の倒産が多くなり、特に地方では訪問介護の事業者のない市町村が100以上あるということなので、かなり大変な状況だと思う。私も母の介護は今は施設に入居してもらって医者に連れていくときなどが主な関わりになっているが、家にいるときはデイサービスや訪問介護にいろいろとお世話になっていた。基本的には家の中のこととしてお願いしていたのは掃除だけなのだが、それでもやってもらえると全然違う。うちの場合は私がいるからまだいいが、一人暮らしのお年寄りの多い地域などでは訪問介護が命綱という人は結構いるのではないかと思う。

また、彼らは地域に密着した仕事なので、大分の佐賀関の大火の時も、お年寄りを救出するのに訪問介護やデイサービスの人たちの協力があって奇跡的な犠牲者の少なさで済んだということもあった。そういう意味である意味地域インフラでもあるわけだから、その辺りのところにもう少しお金をかけていくことは必要なのではないかという気はした。


浜崎あゆみさんの無人ステージの熱唱と中国の一人相撲/大きな書店に行くことの意味は書棚の背表紙を見ながらものを考えることにある

Posted at 25/12/02

12月2日(火)晴れ

昨日は午前中ブログを書いたりし、気分転換に散歩して近所の和菓子屋さんに弁当を買いに行き、帰ってきていろいろやっているうちにお昼になったのでお弁当を食べた。日曜日の飲み会の時は「若いんだから」とか言われてだいぶ食べさせられたが、なんだか知らないがたくさん食べられた。確実に食べ過ぎではあるのだがどうも胃が丈夫だった。しばらく少なめに食べるようにしたいと思う。お腹が空かないうちに次のご飯になるという感じになるのはどうもあまりよくないなとは思う。

昼食後、出かけて地下鉄の駅まで歩き、東西線で大手町に出て丸の内丸善へ。大きな書店に行くのは何も買わなくても行くだけで意味があるといつも感じるのだが、それがどういうことなのかを言語化できていなかったのだけど、昨日は少しわかった気がした。

大きな書店に行くということは、書棚の背表紙を見たり中身をパラ見したりしながらものを考えることにあるのだと思う。今日は社会学の棚を見ながら結構いろいろ考えた。社会学というとジェンダーとかフェミニズムとか一方的な左派言論などが思いついて「学問と言えるのか」みたいな極論も出てくるわけだけど、書棚を見ていると数量的な社会分析の方法論とかウェーバー以来の社会学的な立場からの事物の考察などの本が並び、こういうことは勉強する意味はあるよなあとは感じる。

それなら本屋ではなく図書館でもいいのではないかという考えもあるとは思うのだけど、図書館の書棚というのは基本的に日本十進分類の順番に並んでいるわけで、そういう意味ではあまり有機的な連関が意識されていない。書店の書棚はこの本を読んでみようと思うとその隣の本も手に取ってみたくなるというような並べ方をしてあるから、知的好奇心が適度に刺激されるようになっているということが一つ。

もう一つは、書店の書棚にあるということは今「現役で」売られている、市場に出ている言説だということで、「お蔵入り」はされていない、リアルタイムに市場に出ている言説であるということもある。最近の本の入れ替わりのサイクルの速さを考えると、ある程度大規模な書店でなければ一定期間その本が書棚にあるということを確保できないわけで、だからこそ大きな書店に行くことでよりリアルなその分野の現在を感じられるということがあるわけである。

昨日見ていたのは社会学の棚田が、社会科学というものは社会・政治・経済と言った研究対象が実際どういう状態なのか、それぞれどうなるのがいいのか、どうしたらそうなるのかということを検討し提言するものなので、どういう社会や政治、経済が良いのかという前提となる考え方が違えば全く違う体系になる。

当然ながら日本の政治学者と中国の政治学者とでは共有できない部分は大きいし、その社会の実情をどう解釈するか、あるいはその処方箋に何が適当なのかというのは国内においても流行り廃りはある。また昨日見た丸の内の丸善などでは基本的に「まともな本」が並んでいたが、学説的に偏った本があることは仕方ないけれども根拠の薄い本も歴史や宗教その他の分野では多い。

丸の内の丸善が良いと思うのはオフィス街にあるということで、そういう意味で実務者の人たちにとって手に取る価値のあるものが多いということがあるのだと思う。新宿の紀伊國屋などだと学生向けに偏っている感じがあり、ジェンダーその他「意識高い系」のものが多くてちょっと最近は敬遠がちになっている。アカデミズムにより近くまた地に足がついた感じだと池袋のジュンク堂がいいなと最近は思っているのだけど、池袋は遠いのでなかなか行けない。神保町の三省堂が間も無く新装開店するので楽しみなのだが、売り場面積はかなり減らしたということで、そのあたりは残念である。紙の本は確かに厳しいのだろうとは思うのだが、大規模書店には大規模書店にしかない良さと役割があると思うので、頑張っていただければなあと思うわけである。

2時前に地元の地下鉄駅から歩いて帰ったのだが、団地の中の道が工事中で普段と違う道を通って帰った。緑道公園を今年から来年にかけて工事するらしく、どういう雰囲気になるのかわからないけれども、道も傷んできた感じがあったからより利用しやすい形で整備するのは良いかもとは思った。普通に通り道なので遠回りにはなるが。

うちに帰ってきて洗濯物を干したりゴミをまとめたり。来週も東京に帰る用事ができたのでいろいろ忙しい。前回の帰京の時には牛乳をチンしたまま取り出すのを忘れていたので大変なことになっていたが、今回は家を出る前にそういうこともチェックしたから大丈夫だろうとは思う。3時半過ぎに家を出て駐車場から出発し、近くのローソン併設のスタンドでガソリンを入れる。158円なのでだいぶ安くなってきた。まあコロナの最安の頃に比べればまだまだ高いけれども。コーヒーを買って出発。道は少し混み始めていた。

首都高も最初はスイスイだったが三宅坂の手前、竹橋ジャンクションの合流でかなり渋滞。三宅坂でもちょっと渋滞し、西新宿の合流ではかなり長大な渋滞。抜けてやれやれと思ったら事故で一車線に規制されていて、それで混んでいたのかと理解するなど。石川PAに着いた時には5時を超えていたので、本当は帰ってから夕食にするつもりだったが八王子ラーメンを食べる。なぜかかなり空いていて、私が入った時は二、三人しかいなかったが、食べ終えて出た時には私だけになっていた。

また八王子ジャンクションの手前で工事をしていてここでもそれなりに渋滞。石川から藤野までのタイムを測ろうと思っていたのだが、渋滞していたので30分以上かかってしまい、ノーカンに。そのあとは基本的に順調。境川に着いた時には6時半ごろになった。トイレ休憩だけしてあとは地元のインターまで休憩なしで走り、インター近くの書店でカレンダーと日めくりを買い、スーパーで朝の買い物などしてから帰ったら8時ごろになっていて、少し休んでいる間に疲れが出てきてうたた寝をしてしまったが、10時ごろなんとか起きて寝る支度をして寝た。

***

https://news.yahoo.co.jp/articles/f903b7757c9a01d12641aaba915b32e880fc8cca

浜崎あゆみさんが中止を前日に命じられた公演で、準備に奔走してくれたスタッフたちのために無人の会場でアンコール予定曲まで全曲歌ったという話は、やはりすごいなと思ったし、普段と同じパフォーマンスをし、上海に何度も呼びかけていたというのは感動的な話だと思った。これは公演中止の憤懣を高市政権にぶつける底の浅い反体制をきどるミュージシャンなどに比べて格が違う感じで、表現の自由とか表現弾圧との戦いというものはこういう形でもできるのだなと思わせてくれた。こうした公演を許さない習近平政権の度量の狭さというものを世界に訴えた形になったのは、現在の中国の歪さというものをはっきりと示すものになったと思う。

中国側は相変わらず手を替え品を替え日本を非難しているが、彼らの言ってることは結局は「日本は敗戦国としての分を弁えろ、大人しく中国様の理不尽に従え」ということなので、それを事実として凌駕するためには「次は勝つ」しかないということになる。しかし日本側はそんなことは微塵も考えてはいないのだけど、彼らの中では軍事的に手を出すように挑発しているわけだから、何か言論で反発すると、すぐ「軍国主義の復活だ!」と騒ぐ。つまり彼らの妄想の中で一人相撲をとっているに過ぎないわけである。

しかし彼らの度を失した騒ぎぶりを見ていると、彼らは実は「次も勝つ自信」は本当はあまりないのではないかと思う。狂ったように軍拡してなんとか自我を保とうとしているが、戦争は数値だけでは決まらない、ということは彼らはよくわかっている。むしろ軍事音痴の日本左派が恐慌を起こしているが、彼らの日本に対する恐怖はいまだにかなり強いと感じさせられる。「そろそろ左派は軍事(実務的に)を語ろう」ではある。

彼らはことあるごとに小日本とか日本鬼子などというが、これは戦前の日本で「アメちゃんは資本主義に毒されて戦う精神を失ってるから弱い」と嘲笑したり、「鬼畜米英!」と叫んで「彼らは道徳的に劣っている」ということにしようとしたのと割と似てる感じはある。精神的勝利法である。

彼らが追い込まれてるなと感じるのは、軍に対して、あるいは軍の内部で粛清が始まるという現象が観測されるからというのもある。スターリンも軍に対して大規模な粛清を行なったし、ヒトラーもレームなど突撃隊を排除したりした。日本でも皇道派と統制派が対立し、クーデターに発展さえした。現代中国でもかなり軍の内部は習近平にやられている。実際の軍の内部の士気はどうなっているのか、不明なところが大きい。

現実問題としてはトランプがあまり同盟国のために戦争をやることに積極的ではないので、習近平はトランプを懐柔しようという作戦に出ているようだが、中国の内実はどのようなものなのか、注視していくべき部分はあるのだろうと思う。


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